ブドウ糖・脂質、メイン・バックアップ機能            池澤 孝夫


糖質を適宜摂取して「ブドウ糖からアセチルCoAに至る回路」を働かせた方が全体の代謝面で良いのか、それとも糖質をできるだけ制限してこの回路を働かさなくても全体の代謝面に何ら悪影響を及ぼすことがないのかについては議論が必要です。

 

あるいは「糖質制限」を続けていると「末梢のインスリン抵抗性」を高めることになるため、「ケトーシス」に偏りすぎている場合には、追加インスリンレベルを上昇しすぎない範囲で糖質選択を行うことの是非について議論が必要です。

 

すでに議論がしつくされているというならば「低糖質食」が一般的に広がってきている現状にあっては、いわゆる「糖質制限の教科書」にも「一般的注意」として触れておく必要があると考えます。

 

さて、議論を始める前提として「ブドウ糖」を脳をはじめ、その他臓器にとって最もふさわしいエネルギー源と考えるのか、むしろ「ケトン体」がエネルギー源として代用できるので、無理に外部から摂取しなくても良いとするのかでも考え方は変わってきます。

 

また「糖新生」という、元々備わった機能についても、その捉え方次第で「外部からの糖質摂取」に関しての考え方に影響を及ぼします。

赤血球や脳にとっては「欠かせないエネルギー源」だからこそ「バックアップ機能」として存在していると考えれば「ブドウ糖」をメインのエネルギー源と考えるようになります。

 

逆に「バックアップ機能」の方を「メインの機能」と考えてしまえば「脂質」の方をメインのエネルギー源と考えるようになります。

 

さらに「インスリン抵抗性」についてのとらえ方の違いが「外部からの糖質摂取」に対する考え方を大きく変えてしまうことになっています。

インスリン抵抗性は人類の進化の過程で「氷河時代の低糖質食」によって進化した来たものです。

すなわち、脳にとって「ブドウ糖」は重要なエネルギー源であったからこそ「インスリン抵抗性」は必要なもとしてその形質が進化してきたわけです。

 

しかし、その後、農耕発達や産業革命を契機として「高糖質食」の時代になり「精製糖質」があふれる時代が続くことで、インスリン抵抗性の存在が逆に災いするようになってきました。

そのため「インスリン抵抗性」の本来の意義が忘れ去られ、糖尿病のような病気が注目されてくると、インスリン抵抗性を上昇させる要因となる「糖質」を不必要なものとする考え方が支配するようになってきたのです。

つまり「ブドウ糖」のエネルギー源としての重要性が忘れられてきているということです。

 

「インスリン抵抗性」もある意味「糖新生」と同様に脳にとって必要な「ブドウ糖」を枯渇させないようにするための「バックアップ機能」だったのです。

しかし、脳は「ケトン体」をエネルギー源として使用することができることもあって「ブドウ糖」は軽視されるようになり、インスリンレベルを下げることの方が重要視されることになり、今では「糖質制限」をしなければならない状況になっていると言った方がふさわしいかもしれません。

 

最初に述べた「議論」をするにあたって「前提条件」として「糖新生」と「インスリン抵抗性」についてのとらえ方、また「ブドウ糖」のエネルギー源としての重要性を「ケトン体」と比較して、どちらの方に優位性をおく考えを持っているかによっても、主張の仕方は変わってくるものと思われます。

「糖質制限」に関する様々な諸問題を議論するにあたって、特に「ブドウ糖」の重要性について先に議論して、それについて共通の枠組みを持つことが大切であって「インスリンレベルを下げること」ばかりに意識が集中して小手先の方法論でぶつかり合っているのもばかばかしい限りだと思います。

 

次に「インスリン抵抗性の上昇の原因」のとらえ方によっても議論の方向が変わってきます。

 

インスリン抵抗性の上昇の原因が、各人の「過食」や「肥満」「糖質摂取過多」「運動不足」などによってもたらされた「高インスリン血症」から起こったと考えるのが一般的です。

 

しかし、逆に「精製糖質」や「加工食品」など不自然な食べものの氾濫で「知らぬ間に」それらを摂取し「高インスリン血症」になり、インスリンレベルの上昇が「過食」や「糖質中毒」を引き起こして、さらなる「過剰な糖質摂取」から悪循環に陥ってインスリン抵抗性が上昇したと考える事もできます。

 

この考え方は「糖質」ではなく「プーファ」の方がインスリン抵抗性の上昇の原因とする説とも矛盾はありません。

「調理油」の多くに「植物油」が使われている問題もありますが「加工食品」に使用される油脂の大半が「植物油」ということもあるからです。

 

インスリン抵抗性の上昇に「脂質」が大きく関わりあっているのかそうでないかは極めて重要な問題です。

これを放置して「糖質制限」の是非や方法論をだけを議論していては「糖質制限」による副作用問題は置き去りにされるだけです。

 

つまり「糖質制限」をしなければならくなった原因を考えることは糖質制限の是非や糖質制限下で糖質摂取を増やしていくことの是非を考える上で同時に議論しなければならないことと考えます。

 

複合要因で「インスリン抵抗性」が増大し「高インスリン血症」によって私たちの身体を蝕んでいるのは疑いようのない事実です。

そして「過剰な糖質摂取」だけでなく「過剰なプーファ摂取」によって「様々な病気が発生している」ことも事実です。

それのみならず「現代小麦粉」「食品添加物」「農薬・化学肥料」の問題も避けて通ることはできません。

 

結局、ここ半世紀余りで「不自然な食べ物」が世の中にあふれかえり、それらのものを口にすることが不自然でなくなったことにすべては起因すると考えられるのですが、それはそれとして目の前にある「病んだ身体」に対して現実的な食事法による解決策を考えていかなければなりません。

 

そして「体質の違い」を考慮して、画一的な食事法ではなく「カスタムメイドの食事法」を各人が組み立ていくことができるようになる事が何よりも大切です。

そのために、誰しもが共有できる枠組みを作っていく、そのような議論が進んでいくことを期待します。

 








          たきがみ博士の想い

 

誰でも、自分の中に伝統がある。自分が経験したすべての過去の累積、それが”いま”のわたし。

過去とは思いだすこと、現在(いま)は過去の必然、そして、未来は想い、選択すること。

いまは、変えられない。

しかし、人には明日があり、未来がある。明日は、こうありたいと想いを持つことができる。

 

すてきな明日に向かって、”これからへの想い”を具体化するJourney、しっかり楽しみたいと思います。

そして、”いま、ここ”を丁寧に活きる。

みずからの人生の軌跡を、すてきな笑顔でみつめるために。

 

旬(ときめき)亭 亭主 たきがみ博士
  たきがみ博士


旬(ときめき)亭へのアクセス


 

 

 044-955-3061

 tokimeki@terra.dti.ne.jp

 

 旬(ときめき)亭 亭主  たきがみ博士



 

神奈川県川崎市麻生区

百合丘1-5-19 

   YDM百合ヶ丘ビル 5階

 



☆他人に期待すれば不満になり、

  自分を信頼すれば自信になる 

☆人間関係とは、他人を通して自分自身

  との付き合い方を学ぶ機会なり 

☆自分の短所を受け入れるとき、

  自分らしさという魅力が生まれる 

☆最も空しい人生とは、

  すべてが思い通りになる人生である 

☆幸せは得るものではなく、気付くもの


☆樹木は、上に伸びる前に下に伸びる 

☆他人との対立は、

  自分の心の中の対立に過ぎない 

☆幸せだから感謝するのではなく、

  感謝するから幸せを感じる 

☆孤独を知らなければ、

  本当の繋がりが分からない 

☆内側から生まれてくる至福は、

  失うことがない


天城流湯治法の天健躰操 【始動法】

寝る前、起きた時 3ポーズで5分間

肩こり、腰痛・しびれから解放