ビタミンk2                       Dr. Mercola


特定の必須栄養素、ビタミン、ミネラル(ビタミンDやオメガ3脂肪酸等)に関しては多く議論されてきました。

近年、研究者らはある一つのビタミンが見過ごされていることを認識し始めています。

実際に多くの人がこの必須栄養素不足です。

それは何でしょうか? ビタミンK。

 

単一の栄養素ではなく、ビタミンKはビタミンの群からなり、それぞれ同じ組成を持っています:

主にビタミンK1(フィロキノン)とK2(メナキノン)です。

 

ビタミンKの世界的権威であるオランダの著名なビタミンK2科学者セース・ヴェルメール博士(Cees Vermeer、Ph.D.)が言うには、このビタミンの欠乏は例外的ではなく、むしろ当たり前になっており、特にそのうち1つの形態であるメナキノン-7 (MK-7)、ビタミンK2の一種についてこのことがあてはまります。

最近多くの研究がビタミンK(多くの部分から構成されるので複雑な栄養素)が体内で重要な機能を果たしており、特に骨と心臓に対して重要な役割を担っていることがわかりました。

 

ビタミンKの形態と摂取源

ビタミンKには数種類の形態があり、それぞれの形態のものを含む健康的な食品別に少しずつ摂るのが最もメリットがあります。

ビタミンK1の最適な摂取源は植物系の食品、特に、緑葉です。Better BonesウェブサイトはビタミンK1の最適な食品(すべて料理)を紹介しています:

 

ケール

ほうれん草

コラードグリーン

ビートの緑葉

カラシナ

かぶの葉

 

ビタミンK1(フィロキノン)は血液凝固に関わっており、止血に関与します。

血液希釈剤を服用している方はビタミンK1が薬剤の効能に干渉することに注意してください。

 

MK-4は放し飼いの鶏の有機玉子(特に黄身)、濃い色の鶏肉、ガチョウのレバーに豊富です。

MK-7、MK-8、MK-9は納豆等の発酵食品、ブリーやゴーダ等の硬いチーズに豊富です。

 

ビタミンKを摂ると、小腸でカイロミクロン(キロミクロンとか乳状脂粒)として知られる断片に分解され、リンパ系を経由して血液に至ります。

 

動脈の中では、MK-4は外部の縁に付着し、これが腎臓、胃、心臓等これを最も必要としている部位が利用しやすい形になっており、残りは肝臓と骨へ向かいます。

 

肝臓から、MK-7の一部は血液に入り組織へ送られます。

MK-1は早く分解し、MK-7は肝臓内で長期間活性を維持します。

つまりK1は肝臓のために最も効果的で、MK-7は骨を最も効果的に支持します。

MK-8と-9もMK-7と同様です。

 

ビタミンK2の何がこれほど特別なのでしょうか

ビタミンK2の重要性について最も簡潔に説明するとこうなります:

心臓血管健康と骨の回復に関連する2つの基本的で決定的機能がある。

 

骨粗しょう症の予防、動脈硬化やアテローム性動脈硬化の防止、その他貴重な役割を果たします:

 

カルシウムを骨等の箇所へ運びそこを上部にし、虫歯を予防するのを助ける。

カルシウムが行ってはならない箇所例えば腎臓へ行かないようにします。

カルシウムが腎臓に行くと腎臓結石につながり、血管に溜まれば心臓病を起こします。

男性のテストステロンと生殖能力を増大し、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)を持つ女性の男性ホルモン、アンドロゲン減少により性的機能を最適化する

インスリンを生産して血糖量を安定化する(全身が正しいレベルを維持させる)、糖尿病予防、肥満と関連する新陳代謝の問題予防

がんを起こす遺伝子を抑制し、健康な細胞を促す遺伝子を強化する

運動するときエネルギー利用効率を高め、全体的に運動実績を高める

 

4,809人のオランダ人を使ったロッテルダムで行われたある研究は、ビタミンK2を多く摂る人ほど心臓発作、大動脈石灰化、死亡率が低いことが判明しました。

この理由で自然療法医師で著者のタル・フリードマン(Tal Friedman)氏はビタミンK2サプリメント特にMK-7を勧めます。

 

ビタミンK2についてさらに詳しい情報

すでに述べましたが、ビタミンK2は動物性食品や発酵食品等いろいろな食品に含まれるMKの集合体をまとめて言い表したものです。

MK-4は動物性食品に豊富で、MK-7、MK-8、MK-9は発酵食品に豊富です。

 

こうした食品を普段食べない方は、K2をじゅうぶんに摂りにくいです。

野草を食べさせて育てた有機動物産品(卵、生のバター、生の乳製品等)はよい摂取源で、その他納豆や漬物、ビタミンK2を生産する細菌の開始剤培養を利用した自宅で作れる発酵野菜等特定の発酵食品も優れる摂取源です。

 

ブリーやゴーダ等の硬いチーズは特にK2が豊富で、28 gに約75 μg含まれます。

 

ビタミンK2が重要なわけ: 毎秒1回は血液を送り出して全身に血液を送っている心臓の最適な機能にいかに私たちが依存しているかを考えてみてください。

このためには多くのエネルギーが必要で、当然のことながら柔らかい血管と動脈も大切です。

 

ビタミンK2は補酵素Q10すなわちCoQ10と相乗効果があります。

オランダのある研究によると、Glaタンパク質(MGP)マトリクス(ビタミンK2に依存する)は最も強力な天然の石灰化阻害剤であり、そのた効果は活性化プロセスがないと発揮されないそうです。

 

Vitamin K2.orgのウェブサイトにはこう説明されています:

 

「体内に十分なビタミンK2(特にメナキノン-7、つまりMK-7;ビタミンK2のなかで最も生体活性があり生体利用能がある)があると、MGPはカルシウムの動脈や血管への堆積を阻害し、カルシウムを血流に戻すので、強く高密度の骨形成等他の体内のシステムのために利用される。」

 

「側鎖が長いほど[MKの後ろにある番号が側鎖の数を表す]、K2の脂肪吸収性があり ? すなわち生物利用能が高い  、これは概してMK-7から上で見られる」とフリードマン氏は説明しています。 

フリードマン氏はビタミンKは「脂溶性栄養素の一般名であり、健康的な血液凝固の機能のために知られています。」

 

K1(フィロキノン)が最もよく存在している要素で、K2 (メナキノン)は複数の化合物が合体したものであり側鎖の長さが異なり、これらをMK-4からMK-13で表します。

 

Better Bonesのサイトは次のように説明しています:

 

「K2とMK-7 は閉経期に骨の損失を大幅に軽減し、この時期平均的な女性は最大10%も骨を損失することを考慮すると、この事実は極めて重要です。

MK-7としてのビタミンK2は骨を保護するだけではなく、心臓病とがんの発生をも押さえます。」

 

加齢にともない人間の心臓の機能は支障をきたす傾向があり、特にカルシウムが血流を下げるときに起きます。

さらに、ビタミンK2は静脈壁にカルシウムが堆積するのを防止するので静脈瘤の軽減に役立ちます。

 

MK-4は遺伝子発現を制御する

MK-4によるほど遺伝子発現に影響を与える他の形態のビタミンKは存在しません。

クリス・マスタージョン博士(Chris Masterjohn, Ph.D.)が著作「Ultimate Vitamin K2 Resource」(究極のビタミンK2摂取源)でこう説明しています:

 

「遺伝子は親からの遺伝として宿命のように考えがちですが、実際には遺伝子がいかに発現するかにかかっていて、即ち、遺伝子情報を細胞がどう使うかに依存するわけで、これこそ健康の決定因子です。

MK-4は特定の遺伝子を発現させ、他の遺伝子を発現させません。

 

例えば、性器の場合、性ホルモンの生産に関わる遺伝子を発現させます。

多くの異なる細胞の中で、健康を維持する遺伝子を発現させ、細胞をがんの傾向に向かわせるような遺伝子を発現させません。

こうしてMK-4はがん予防と性的健康の上で特別な役割を果たしています。」

 

MK-4がそれほど重要な鍵は、人間を含む全ての動物は他の形態のビタミンKからこれを合成することができますが、MK-4生成プロセスは効率が低いうえ健康状態や遺伝子要因によって異なるので、動物性食品からMK-4を摂ることは欠かせません。

 

コレステロールを下げるスタチン系薬剤や一部の骨粗しょう症薬剤等一部の医薬品がビタミンKのMK-4への転換を阻害することを把握しておいてください。

 

ビタミンK2の重要性について最後の一言

心臓病、糖尿病、骨粗しょう症の問題に共通するのはK2欠乏の兆候であることです。

K2摂取が低い人は最も多くこれを摂る人よりはるかに骨のミネラル密度が低いです。

 

品粗な食事はビタミンKが豊富な食品を摂らないことよりはるかにひどく、多くのしかたでビタミンKの状態に悪影響を及ぼします。

植物油の水素処理(即ち、トランス脂肪の発生)によりビタミンKの骨の中への吸収と生体効果を下げることが研究で実証されています。

 

従って、トランス脂肪がようやく商品サプライチェーンから除去され始めていますが、過去、多くの不健康な食事をしていた方は体内でのビタミンKの機能に悪影響を及ぼしてきた可能性があります。

 

ビタミンKを十分に摂れていないと感じる方は緑の葉物野菜(K1)や野草を食べさせた牛のミルクから作る乳製品や発酵食品(K2)をもっと食べるようにしてください。

一般的なガイドラインとして、1日に150 μg以上のビタミン K2を摂ったほうがよいです。

これより若干多い ? 180~200 μgの範囲での高いレベルを勧める人もいます。

 

15 gの納豆や発酵野菜を毎日食べると健全な量のK2 (約200 μg)を得られます。

ビタミンK2生成菌を使った初心者向け培地を利用して自宅で野菜を発酵した(糠漬け等)場合、28gから200~250 μgを得られます。

 

ビタミンK2サプリメントを摂るなら、MK-7であることを確認してください。

また、サプリメントを摂る時は脂溶性で脂肪抜きでは体内に吸収されないので脂肪といっしょに食べるようにしてください。

K2はほぼ無毒なので摂り過ぎの心配はありません。

 

ビタミンK拮抗剤、即ちKの活性を抑制して血液凝固を減らす薬剤を服用中の方はMK-7サプリメントを避けてください。

 

 








          たきがみ博士の想い

 

誰でも、自分の中に伝統がある。自分が経験したすべての過去の累積、それが”いま”のわたし。

過去とは思いだすこと、現在(いま)は過去の必然、そして、未来は想い、選択すること。

いまは、変えられない。

しかし、人には明日があり、未来がある。明日は、こうありたいと想いを持つことができる。

 

すてきな明日に向かって、”これからへの想い”を具体化するJourney、しっかり楽しみたいと思います。

そして、”いま、ここ”を丁寧に活きる。

みずからの人生の軌跡を、すてきな笑顔でみつめるために。

 

旬(ときめき)亭 亭主 たきがみ博士
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☆他人に期待すれば不満になり、

  自分を信頼すれば自信になる 

☆人間関係とは、他人を通して自分自身

  との付き合い方を学ぶ機会なり 

☆自分の短所を受け入れるとき、

  自分らしさという魅力が生まれる 

☆最も空しい人生とは、

  すべてが思い通りになる人生である 

☆幸せは得るものではなく、気付くもの


☆樹木は、上に伸びる前に下に伸びる 

☆他人との対立は、

  自分の心の中の対立に過ぎない 

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