ビタミンD不足によるうつ、痛み、腸疾患、乳ガン      Dr. Mercola


ビタミンDに関する研究では、体内濃度を適切に維持するためには、日光を浴びることが重要であると印象づける傾向が続いています。

 

冬には、最大半年間も日光を浴びることが制限されてしまう人もいます。

日照が少ない時期に考えられる方法は、人工の紫外線B波の照射です。

紫外線には、ビタミンDの生成の他にも健康に良い効果があるように思われています。

 

一般的な日焼けマシンの人体に害になる要素は、磁気式安定器(日焼けサロンで良く耳にする「ジー」という音の発生源)です。

日焼けマシンが人体に害があるとすれば、電磁波はその一因ですが、電子式安定器のマシンであれば、この心配は少なくなります。

 

もう一点は、電球の種類です。

紫外線A波だけを出す電球の場合が多いためです。

紫外線A波は、日焼けには効果がありますが、ビタミンDの生成には役 にたちません。

北半球のほとんどの場所で、冬の時期には、太陽光を浴びてビタミンDを生成することは不可能です。

人工紫外線B波のライトの光を浴びるか、 食事でビタミンDを補う必要があります。

 

人工であれ太陽光であれ、紫外線B波を浴びることの効果は、一酸化窒素(血圧を下げる効果がある)の生成だけではありません。

ビタミンと呼ばれてはいますが、ビタミンDはビタミンではありません。

実は、神経調整機能を持つ強力なステロイドホルモンで、人体に与える影響が大きいことも当然なのです。

 

ビタミンD不足は、今や世界中に蔓延しており、数々の一般的な病状の原因となっています。

事実、ビタミンD不足を解消すると、 あらゆる原因による死亡率が50%減少するという調査結果があります。

 

信じがたい話ですが、ビタミンDは、人体に存在する24,000の遺伝子のうち、3,000の遺伝子に影響を与えていることを考えてみてください。

全身に存在するビタミンD受容体が機能しているわけですが、ヒトが太陽のもと進化を遂げてきたことを考えると自然の成り行きといえるでしょう。

 

遺伝子活動におけるビタミンDの効能

ビタミンDによって発現が増加する遺伝子の一例は、感染、慢性病に対する抵抗力です。

また、効能の広い天然の抗生物質であるカテリシジンをはじめ、200以上の抗菌ペプチドを生成します。

 

ビタミンDが風邪やインフルエンザに良く効く理由がわかります。

 

Orthomolecular Medicine(オーソモレキュラー療法)の2013年1月のプレスリリースによると、タイト ルや要旨に「ビタミンD」という表現が含まれる医学論文は33,800も存在し、ビタミンDがもたらす心身への効果が大きいことを膨大な数の研究が物語っ ていると発表しています。研究の結果、ビタミンDの効果には次のようなものがあります。

 

妊娠期(帝王切開、妊娠中毒症のリスク減少)

1型/2型糖尿病

心臓病、脳卒中

自閉症、アルツハイマー病など脳の機能不全

細菌、ウィルス感染

 

こちらで紹介するのは、最新の複数の研究報告ですが、体内ビタミンD濃度が上昇すると、うつ症状や糖尿病による痛み、クローン病、乳ガンなどの症状が改善することが報告されています。

 

クローン病とビタミンDの関連性

これまでの研究では、ビタミンD濃度の低下とクローン病のリスクが関連づけられ、ビタミンD不足を解消することで症状が改善するとされてきました。

最新の研究では、ビタミンD濃度とクローン病に対する感受性は相互作用しており、ビタミンD濃度と遺伝子型の関連性が指摘されています。

 

クローン病患者においては、血中のビタミンD濃度が非常に低いことがわかっています。

7種類の遺伝子配列に対するビタミンDの影響を調査したとこ ろ、2種類の配列がクローン病患者のビタミンD濃度と関連性が高く、4種類の配列が対照群のビタミンD濃度と関連づけられました。

 

つまり、ビタミンDは、クローン病患者の遺伝子の発現に影響し、体内のビタミンD濃度によって症状は良くも悪くもなり得るということです。

 

ビタミンDがうつや痛みを軽減する

ビタミンDの補充により、女性の糖尿病患者において、うつ症状や痛みが軽減することがわかりました。

PsychCentralは、次の様に発表しています。

 

「研究者グループは、ビタミンD補充による2型糖尿病の女性患者におけるうつ症状への効果に関する研究を開始した。

 

研究開始時には、61%の女性で、脚部/足部に刺すような痛み、焼けるような痛みなどの神経障害性疼痛、74%で、手、指、脚部にしびれやチクチクなどの感覚系の痛みが見られた。

 

研究期間中、被験者は週50,000IUのビタミンDのサプリメントを、6ヶ月間服用した。

サプリメントにより、研究の終了時には、うつ症状に大幅な改善が見られた。

 

また、研究開始時には神経障害性疼痛や感覚系の痛みがあった被験者において、ビタミンD補充を実施した3-6ヶ月後には症状が改善していたと報告している。」

 

研究主任のTodd Doyle教授によると、ビタミンDの補充は、2型糖尿病の痛みやうつの治療への利用に期待が持てると述べています。

しかし、ここで強調しておきたいので すが、ビタミンD2より、ビタミンD3の方が良い結果が得られると私は考えています。

事実、これまでの研究でビタミンD2は長期的に見ると、効能よりも害の方が大きいことが示唆されています。

 

ビタミンD2よりビタミンD3をお勧めする理由

DrisdolはビタミンD2の合成剤です。

放線菌や植物原料で生成され、医師が一般的に処方するビタミンDの一種です。

日光を浴びたり、日焼けマシン(安全な物)などに反応してできるビタミンD3とは異なります。

 

Cochrane Databaseが実施した2012年のメタアナリシスによると、食事でビタミンD2を摂取したグループとビタミンD3を摂取したグループにおいて、死亡 率に大きな差があることがわかりました。

被験者計94,000人の50例のランダム化比較試験を分析すると次のような結果が出ました。

 

ビタミンD3を摂取したグループでは、6%のリスク減少

ビタミンD2を摂取したグループでは、6%のリスク増加

 

このような結果とはいえ、ビタミンDが2型糖尿病や関連症状の管理に大きな役割を果たすことは明らかになりました。

2型糖尿病患者の約60%がビタミンD不足であることを考慮すると、さらなる改善が見られるはずです。

 

昨年、発表された論文でも、ビタミンDが2型糖尿病に有用であることが示されています。

腹部の肥満と25-OHビタミンDの不足のadditive interactionインスリン抵抗性のリスクが47%増加する理由は、ビタミンDの不足とBMIが高いせいであると主張しています。

 

Diabetes Careに掲載された別の研究では、ビタミンDサプリメントは、糖尿病前症者が2型糖尿病へ移行するのを防ぐことが可能であることを示唆しています。

この 研究は実測を調査した物で、因果関係は明らかにできないとしながらも、研究者グループは、体内ビタミンD濃度が高かった被験者は、低かった被験者に比べ て、3年間の評価期間中の糖尿病発症数が30%少なかったことを報告しています。

 

ガン専門医がすすめるビタミンDによる乳ガンリスクの回避

また、最新のScience World Reportは、ビタミンDを常用することで、女性の乳ガンリスクを回避することができるという、イギリスの乳ガン専門医、Kefah Mokbel教授の意見を特集記事にしています。

特集記事は、次の様に発表しています。

 

Mokbel教授は、保健福祉長官のJeremy Hunt氏に、年間1000人の生存者が増えるとして、ビタミンDを処方無しで購入できるようにすることを依頼しました。

また、Mokbel教授は、20 歳以上の女性に社会保険適用で乳ガン予防のためのビタミンDを配布することも求めました。

 

ガン予防に欠かせないビタミンD

膵臓ガン、肺ガン、卵巣ガン、乳ガン、前立腺ガン、皮膚ガンなど、様々なガンに対するビタミンDの予防効果を示す多くの研究報告が存在します。

ビタミンD不足とガンの関連性は、200を越える疫学的研究で確認されており、その生理学的な理解は2,500以上の実験の結果に基づいています。

 

例えば、2007年にAmerican Journal of Preventive Medicine 誌に発表された研究によると、血中の25(OH)ビタミンD値が33 ng/mL以上の場合、結腸直腸ガンのリスクが50%低いとされています。

International Journal of Cancer 誌に2年前に発表された研究によると、血中ビタミンD濃度が10 ng/ml上がると、結腸直腸ガンのリスクは15%、乳ガンのリスクは11%低いことがわかりました。

 

American Journal of Clinical Nutrition誌に2007年に掲載された別の研究によると、4年間の追跡調査で、1日にビタミンDを1,100 mg、カルシウムを1,450 mg摂取した女性は偽薬とカルシウムを摂取した対照群と比較して生存率(ガン非罹患)が77%も高いことが示されました。

 

GrassrootsHealthの創設者、Carole Baggerly氏は、通常の乳ガンの90%がビタミンD不足によるものだと述べています。

乳ガンは、風邪やインフルエンザと同じで、「ビタミンD欠乏症」と表現されます。

 

血中ビタミンD濃度を適切に保つには

血中ビタミンD濃度を、治療上での最適濃度に保つことが重要です。

多くの研究で、ガンの予防を目的とする場合の血中濃度は、最低でも約40 ng/mlとされます。

理想的な値は、60-80 ng/mlであると研究者グループは述べています。

2009年に発表された記事で、「Vitamin D for Cancer Prevention:Global Perspective」はAnnals of Epidemiology誌に掲載され、次の様に発表しています。

 

「血中の25(OH)ビタミンDは、大腸ガン、乳ガン、卵巣ガン、腎ガン、膵臓ガン、進行性の前立腺ガンの発症を 抑える効果がある。

疫学上の所見と、最新の発見により、25(OH)ビタミンDやカルシウムの効能を説明づける、ガン発生メカニズムの新しいモデルを示唆 している。

このメカニズムには、分裂、イニシエーション、自然選択、過形成、転移、退縮、休眠状態の7つの段階がある。

ビタミンDの代謝物は、ガン細胞の 分裂を妨げ、他のフェーズでも有効に作用する。

 

観察研究、無作為試験の結果をもとに、年間の25(OH)ビタミンD濃度を最低で40-60 ng/mL(100–150 nmol/L)に引き上げると、乳ガンの発症を58,000件、結腸直腸ガンの発症を49,000件防ぎ、アメリカ、カナダにおける乳ガン、結腸直腸ガン の死亡者数を1/4に減らすことができると推測されている。

 

ビタミンDの摂取量の調整により、乳ガン、結腸直腸ガン、前立腺ガンなどの致死率が約半数にまで抑えられることが期待されている。

ビタミンDとカルシウムの接収量を増やすための国家的に取り組むべき時期に来ている。」

 

ビタミンD補充のガイドライン

GrassrootsHealthが作成した、ビタミンD補充のガイドラインでは、血中濃度を40 ng/mlに保つためには、成人で一日8,000IUのビタミンDを摂取することが求められています。

体内ビタミンD濃度を上げる方法として、太陽の光を 浴びることも強くお勧めします。

ビタミンDのサプリメントを使う場合は、食事やサプリメントでビタミンK2を摂取することも忘れないでください。

太陽光を浴びる場合は、ビタミンKはさほど重要ではないのですが、食事でビタミンK2をしっかり摂れるようにしましょう。

 

ビタミンDの値が正常範囲かどうか、どのような方法で判断したら良いでしょうか。

紫外線への暴露や、ビタミンD3のサプリメントなどの諸条件により、体内濃度は一定ではないため、 血中のビタミンD濃度を半年おきに測定してもらいましょう。

目標の値は、50-70 ng/mlで、その値を通年保って行くことです。

年間でも最も濃度の高くなる8月と、反対に低くなる2月に測定すると良いでしょう。

 

ビタミンDの体内濃度の測定は重要な検査の一つです。

まだ測定したことがない方はすぐにどうぞ。

 

どれだけ強くお伝えしても、まだ十分ではないと感じます。

 








          たきがみ博士の想い

 

誰でも、自分の中に伝統がある。自分が経験したすべての過去の累積、それが”いま”のわたし。

過去とは思いだすこと、現在(いま)は過去の必然、そして、未来は想い、選択すること。

いまは、変えられない。

しかし、人には明日があり、未来がある。明日は、こうありたいと想いを持つことができる。

 

すてきな明日に向かって、”これからへの想い”を具体化するJourney、しっかり楽しみたいと思います。

そして、”いま、ここ”を丁寧に活きる。

みずからの人生の軌跡を、すてきな笑顔でみつめるために。

 

旬(ときめき)亭 亭主 たきがみ博士
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☆他人に期待すれば不満になり、

  自分を信頼すれば自信になる 

☆人間関係とは、他人を通して自分自身

  との付き合い方を学ぶ機会なり 

☆自分の短所を受け入れるとき、

  自分らしさという魅力が生まれる 

☆最も空しい人生とは、

  すべてが思い通りになる人生である 

☆幸せは得るものではなく、気付くもの


☆樹木は、上に伸びる前に下に伸びる 

☆他人との対立は、

  自分の心の中の対立に過ぎない 

☆幸せだから感謝するのではなく、

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☆孤独を知らなければ、

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