パニック障害に苦しむ人たちが年々増えています。
実はパニック障害は決して珍しい病気ではなく、誰もが成り得る病気なんです。
驚くべきことに日本国内にはパニック障害の患者数がすでに1000万人を超えています。
現時点で10人に1人がパニック障害を引き起こしている状態です。
パニック障害は突然不安や恐怖感に襲われ、動悸が激しくなり、呼吸をしているのかしていないのか感覚的に分からなくなり、呼吸が早くなるという症状は、「パニック発作」と呼ばれています。
これらはパニック障害の基本となる特徴です。
原因は色々言われていますが、ここ最近は耳周りや首の極端なコリが原因であるケースが増えているようで、その最大の理由が「スマホ」の長時間利用です。
■ パニック障害になりやすい人とは!
パニック障害になりやすい人の特徴は、こどものころから内気で人見知りが強すぎて、親のそばに張り付いていたようなタイプの人、不安や恐怖心が強いタイプの人が、なりやすいとされています。
そして、ストレスがピークに達したときに、パニック発作が起こりやすくなります。
パニック障害は圧倒的に女性に多く、なんと男性の3倍です。
すでにパニック発作は3人に1人が体験している状態なので、誰もが引き起こす可能性がある病気です。
しっかりパニック障害を予防するためにも、パニック障害についてきちんと理解する必要があります。
パニック障害の症状3つ! 早めの対策が治療のカギです
■ パニック障害とは
ひとことで言えば、急性の不安が全面に出ることを指します。
突然発症することが多いのですが、薬が効きやすいというのもこの病気の特徴です。
(1)突然の心臓の症状が起きる
頻脈や過呼吸など、心臓に差し迫った病気があるかのような症状が起きます。
救急車を呼ぶような場合も多くあります。
今にも死が迫っているような症状です。
(2)予期不安
怖い思いをすると次いつその症状が出るかという不安のために、日常生活に支障を来します。
(3)広場恐怖(外出恐怖)
ひとりで外出することが困難となるようなタイプもあれば、急行の電車やバスなど途中で降りることができない乗り物に乗れないというようなタイプがあります。
■ パニック障害の原因
決して気のせいではないパニック障害ですが、原因はどこにあるのでしょうか。
恐怖や不安に関係している神経伝達物質「ノルアドレナリン」と、興奮を抑える神経伝達物質「セロトニン」とのバランスが崩れるために起こります。
■ パニック障害の治療
まず、パニック障害と似ている症状の病気でないことを検査するパニック障害の治療を行う前に、似た部分のある病気でないかを検査します。
心臓に関わる検査、甲状腺機能に関する検査、てんかんなどの検査をし、それらで無いことが分かって、パニック障害の治療となります。
■ さいごに...
パニック障害は、意外と身近な病気で、決して気のせいではないものです。
そのままにしておくと、外出ができなくなったり、うつ病になりやすいので、早めの治療が大切です。
誰でも起こりうるものだということをお忘れなく。
*かずりんさん