チャコール(活性炭)療法                   日本健生協会


チャコールの広範囲な利用法

福島原発の問題が生じると間もなく、政府は東京都の水道局に、活性炭を通常の4倍の量を投入するように命じました。

この対策からもわかるように、活性炭は放射性物質を取り除く作用があることがわかっています。

 

本文は、米国で最初に活性炭の著書を現わし、また自らの療養所でも多くの患者さんに活性炭を治療に用いている、アガサ・スラッシュ医師の「チャコール」という本から抜粋、要約をしました。

チャコールがこれほど多くの場面で、役立つ事に驚くことでしょう! 

それぞれの項目は、簡単な要約ですので、詳しくお知りになりたい方は、アガサ・スラッシュ著「チャコール」をご覧ください。

 

チャコール(炭)の特性

チャコール粒子には多くの割れ目があって表面積が大きく(縦横5㎜のチャコールのかたまりに含まれるチャコール粉末粒子の表面積ぱ合ゑせて1,000㎡にも及びます)、様々な物質、ガス、異物、老廃物、その他の化学物質や薬物などを吸着し、体の浄化器官の強力な物質です。

しかも完全無害です。

 

特に活性炭は吸着力が倍増

木や骨を調節しながら燃やした後高温の酸化ガス―蒸気や空気―で処理したものが活性炭です。

この処理過程で粒子の内側に細かい孔を更に大がかりな網の目状にすることでチャコールの吸着力が倍増する。

20世紀に入った頃に発明されました。 

 

驚異的なチャコールの吸着力 ストリキニーネを飲んでデモンストレーション

1831年に、15グラムのストリキニーネ(致死的な服用量の10倍)と同量のチャコール - およそ大さじ3杯 - を飲み込んで死を免れるというチャコールの効力のデモンストレーションを、薬剤師 P.F.トゥエリーが、フランス医学アカデミーを前にして行ったという記録があります。 

 

 

 毒物や薬物の吸着

子供が誤って毒性のある薬物(害虫駆除剤など)を飲みこんだ場合、薬物の量の約2倍のチャコールを飲ませることで、体内で毒性が弱まります。(5章) 

 

きのこ中毒など

きのこ中毒や重金属中毒、あるいは灯油や軽油、除草剤などを誤飲した場合、チャコールを飲ませます。

上記の毒物が皮膚に着いた場合は、チャコールを水に溶いたものをスプレーします。

毒性が緩和されて、皮膚や体内での有害作用が防げます。(6章) 

 

コレラなどの急性感染症による下痢

成人には大さじ山盛り一杯を飲ませます。

子供には年齢に応じて減量して下さい。

排便の都度チャコールも排出されるので、その度チャコールを飲んで下さい。(7章) 

 

吐き気と嘔吐

成人の服用量は、1回に粉末大さじに山盛り1~2杯です。

子供には年齢に応じて減量します。

嘔吐するたびにチャコールを飲みます。

もしチャコールが吐き出されたら、すぐに最初と同じだけの量を飲みます。

たいていは、吐いた直後は吐かないので、そのすきにチャコールを飲んで下さい。(7章) 

 

発ガン性物質

チャコールはメチルコラントリンやベンツピレンなどの発ガン性物質を吸着し非活性化させます。

これらの発ガン性物質は、牛肉ステーキを網で焼くときに、脂肪が焦げるためにできるものです。(7章) 

 

ガンによる貧血

ガン細胞が出す有毒物質は骨髄の機能を低下させます。

その結果貧血になりますが、チャコールは骨髄から有毒物質を吸着し、骨髄の機能が再び活性化して貧血が治ることがあります。(7章) 

 

糖尿病

チャコールは腸内でブドウ糖を吸着するので、血糖降下剤やインシュリンの量を減らすことが可能になることがあります。

また、糖尿病によって生じる血管障害からくる「糖尿病網膜症」「糖尿病腎症」「糖尿病神経障害」などの合併症の症状を弱める効果があります。(7章) 

 

チャコールによる皮膚への酸素供給

チャコール湿布をすることにより、皮膚から酸素を取り入れる事ができます。

糖尿病患者の壊疽部において、皮膚から直接組織に酸素を供給し、周辺細胞に再生のチャンスを与えることが出来ます。(8章) 

 

腸のガス

腹部にガスが生じて不快感を覚える時にはチャコールは最良の治療法です。

腹部の痛みは大サジ1杯のチャコールを飲むと数分で治まることがよくあります。(9章) 

 

チャコールの脱臭効果

冷蔵庫、押入れ、タンスの引出し、ペットの居場所、その他悪臭が発生する場所に、粉末チャコールをカップ半分くらい入れた瓶に、たくさん穴を開けた蓋をして置いておくと、脱臭効果が期待できます。(8章)

 

口臭

口臭の9割は口内で生ずるので、チャコール粉末または錠剤を口に含むか、口内でチャコール水を回すとすぐに口臭が消えます。(8章)

 

腸の悪臭

人工肛門や失禁による悪臭は、チャコール小さじ半分程度を、一日に2~3回、浣腸あるいは経口服用することにより解消できます。(8章)

 

子宮頸ガンの悪臭

子宮頚部を、500ccの水に大さじ2杯のチャコール粉末を混ぜたものを使って洗浄すると、臭いが容易に和らげられます。(8章)

 

潰瘍のバクテリア感染の脱臭 

皮膚の各種の潰瘍がバクテリア感染により化膿すると耐えがたい悪臭を出します。

チャコールを穴の開いた容器に入れてふりかけるか、チャコール湿布を施すと、かなりの長時間脱臭できます。(8章)

 

潜水艦内空気の脱臭やガスマスクのフィルターとしての活用

チャコールは空気中や水中の脱臭にも効果があります。

二酸化炭素を空気中から除去するので潜水艦内の空気清浄化に使用されたり、毒ガス用マスクのフィルターに使用されたりしています。(8章)

 

血液の消化管経由での透析

チャコールは胃、小腸、結腸から毒物を取り除きます。

そればかりか、血液から毒物を消化管へ引き戻して非活性化する、いわゆる消化管透析ができることが近年の実験から解明されています。 

 

蚊、蟻、蜂、毒蜘蛛、蛇に噛まれたとき

毒虫などに刺された場合には、即座にチャコールを使用して下さい。

蚊や普通の蟻などに刺された場合には、ガーゼ付絆創膏(バンドエイドなど)にチャコールをつけて貼ります。

毒蟻、蜂、蜘蛛、毒蛇などに噛まれたり、刺し傷が出来た場合には、ガーゼにたっぷりの固練りのチャコールをつけて貼ります。

毒が強いほど頻繁に取り換えます。

また、蜂の大群によって広い範囲が刺され、全身に毒が回る恐れがある時には、すぐに水を張った浴槽にチャコール粉末を入れて全身をチャコール風呂に浸します。(14章) 

 

目、耳、脳膜炎、脳炎の治療

目の炎症、脳膜炎や脳炎のような症状にはチャコール湿布その他の治療を目に施すことで幾分か好反応を期待する事ができます。

目は脳と密接に関連している組織なので、目の治療は実質的に脳の治療に効果をもたらします。(14章)

 

顔、まぶた、耳の小胞炎はチャコールの湿布で手当すると効果があります。

耳の痛み( 中耳炎あるいは外耳炎)は耳の外側に合うように形を整えたチャコール湿布で治療することができます。(14章) 

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