太陽は、太陽系の光・質量・エネルギーの99.86%を支配しています。そして、太陽の光のエネルギーは、ガイヤの全生命活動の源となります。
最近の科学では、太陽と人間の肉体、精神的な関わりについて、かなり解明されて来ています。
太陽が作り出す、太陽系と惑星、そして衛星との密接な関係は、太陽自体に高い次元の意識と知性がなければ成り立ちません。
また、太陽自身に生命エネルギーがなければ、地球に生命を宿す事も出来ないでしょう。
故に人類は、古代より、太陽を神と位置付けた事も理解できます。
この太陽の偉大なるロゴスを、日々私達の人生に組み込むことにより、大いなる精神的変化をもたらす事が解ってきました。
サン・ゲイジングは訓練です。1日に1度太陽を見つめます。
太陽を見つめる時間帯は、日の出から1時間以内、日没の1時間前から日没までです。
可能な限り、裸足で土の上に立って行ないます。(環境的に無理ならば仕方ないが、効果が得られるのが遅くなる)
初日は太陽が昇ったら、10秒間だけ太陽全体を見ます。(ただ見れば良い)
瞬きをしても構いません。
眼球を意識して固定する必要もありません。リラックスして見ること。
(特に顔の筋肉)最初の数秒間はとてもまぶしく感じるでしょう。
しかし3秒から7秒の間続けて見ていると、まぶしさは減少し、白光の円が見えるでしょう。
2日目は20秒見つめます。
そして3日目は30秒というように、毎日10秒ずつ太陽を見つめる時間を増やしていきます。
(但し、自分の眼の状態と相談し、常識をもって、無理しないようにして下さい)
3ヶ月経つと、太陽を約15分見つめている事になります。
太陽を15分見つめられる頃には、どのような事が生じるかと言いますと、眼球を通った太陽エネルギー、太陽光線は、網膜の後ろから脳への通路である視床下部の領域に充電されます。
目から入った光刺激は、
網膜から脳の視床下部にある視交叉上核(SCN)⇒視交叉上核⇒視床下部室傍核(PVR)⇒脊髄⇒上頚神経節(SCG)⇒松果体の順に伝えられる。
ヒラ・ラタン・マネク氏の松果体は、普通の人よりかなり大きいことが、NASAの調査で確認されているそうです。
この通路を通してエネルギーを受け取った脳は活性化し始めます。
脳の中にある生来のソフトウエアのようなものが動き出し、私達は変化を感じ始めるでしょう。
その変化は精神的な緊張や不安がなくなるという事です。
私達は自信を持って、人生の問題に向き合う事が出来るようになります。
精神的態度がネガティブなものではなく、ポジティブになるという事です。更に恐怖感がなくなってきます。
ストレスに起因するタイプの鬱や不安神経症などの精神的問題は、セロトニン分泌量の低下と深い関係があるようです。
脳生理学の見地から、セロトニン・トレーニングとして、目から光を入れながらのリズム運動を推奨している有田氏も、3ヶ月を一つの目安としています。
ただし有田氏は直接太陽を見ることは やめてください、と付記しています。
3ヶ月-6ヶ月
身体的な病気が治り始めます。
食べ物から合成されたエネルギーの70~80%は、脳によって緊張や心配事に費やされると云われています。
精神的な緊張が消失すると、脳は以前のようにエネルギーを使用する必要がなくなります。
サンゲイジングを継続して、精神的な緊張が減少すると、食べ物を摂取する必要性も減少するわけです。
太陽を30分間見つめ続けられる頃には、ゆっくりと肉体の病気から自由になっていくでしょう。