「今では、心臓病の中には抗生物質で治療できるものがあることが分かっている。
だが抗生物質でによる治療には限界がある。 ――
なぜなら、抗生物質が効くのは細菌だけで、ウィルスが原因の感染症には効果がないからだ」
「だが、アテローム性動脈硬化症と最も一般的に関連付けられる細菌(ピロリ菌とクラミジア肺炎菌)とウイルス(サイトメガロウイルス)の両方を破壊できるものがある」
「それが中鎖脂肪酸、つまりココナッツオイルなのだ」
「研究の結果、ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪金は、インフルエンザ、ヘルペス、膀胱感染症、その他数々の病気の原因となる細菌やウイルスを殺すことがわかっている」
アメリカでココナッツオイルは飽和脂肪酸なので心臓に悪いと吹聴されてきたのは心臓病患者が増えることを望んでいるアメリカ心臓協会やトロピカルオイルをライバルとするアメリカ大豆協会の陰謀のようです(1980年代後半に始まった ― アメリカの年間30億ドルを賭けたトロピカル戦争)。
実際に1980年代終わりまではトロピカルオイルは普通に使われていた。
ココナッツオイルは実際には摂っても太らず、動脈硬化を改善する優れものだったのです。
天ぷらなどの揚げ物をココナッツオイルに変え、香りづけにごま油を少々加えるだけでダイエットになり、血管内のプラークを減らすことができるのです。
「実はすべての食用油は、主成分が飽和脂肪酸であろうが不飽和脂肪酸であろうが、血小板の接着性(血栓ができる)を高めるのであり、例外はオメガ3脂肪酸(亜麻仁油や魚の油)と中鎖脂肪酸(トロピカルオイル)だけである」
「心臓に良いとされているオリーブオイルさえ、血栓ができるリスクを高める」
「つまりあなたがコーン油、サフラワー油、大豆油、綿実油、キャノラー油、ピーナッツ油などを食べるとき、あなたは心臓発作や脳卒中を起こすリスクを高めているわけだ」
「ほかの植物油と違って、ココナッツオイルは化学的に非常に安定しており、簡単に酸化しない」
「それどころかフリーラジカルの攻撃に対する耐性が非常に強いので、抗酸化物質として作用し、ほかの油の酸化防止を助ける」
今後は台所にあるココナッツオイル以外のオイルを使い切ってからココナッツオイルに変えようと思っている方は、早速、ココナッツオイルを購入して所有しているオイルにブレンドすればいいのです。
抗酸化サプリメントも役立ちますが、料理用のオイルをココナッツオイルに変えれば、体に有害な植物オイルを摂らずに済みますから一石二鳥です。
著者のブルース・ファイフ医師が実際に経験した例として、インフルエンザに罹った女性が3日で治った話があります。
「しばらく前のことだが、仕事仲間の一人がインフルエンザにやられたようだと言った」
「私は彼女に大匙2杯のココナッツオイルをコップ一杯の生温かいオレンジジュースに混ぜて食事のたびに飲むように言った」
「最初の日は症状が悪化した」
「インフルエンザは最初の何日か侵入してきた感染症を迎え撃つのに十分な防衛機能を体が集結させるまで徐々に悪化するのである」
「翌日、彼女の症状は悪化する代わりに消え始めた」
「3日目が終わるころには症状はほとんどなくなっていた」
「なぜココナッツオイルがインフルエンザを治すのか?」
「ココナッツオイルのもっとも驚異的な点のひとつが感染症に効く、ということなのだ」
「ココナッツオイルを食べると、体はその独自な脂肪酸を変容させて、病原菌として最も名高い微生物すらやっつけることができる、強力な抗微生物作用を物質にする」
「ココナッツオイルから派生するこの救命物質には、超細菌さえ敵わない」
「つまりココナッツオイルは、その独特の特徴のお蔭で、天然の抗菌・抗ウイルス・抗真菌・抗原虫効果をもつ食べ物なのである」
その後も、乳児のいる母親がココナッツオイルを摂ればもともと母乳にある中鎖脂肪酸がより多く含まれるようになり赤ん坊を感染から守ると言います。
腸内細菌や寄生虫の駆除、あらゆる病原菌の駆除にも大きく貢献する。
「私たちは肌が柔らかく若く見えるようにとハンドクリームやボディローションを使う」
「だが多くの製品は実は肌を乾燥させるのである」
「店で売っているクリームの主成分は水だ」
「その水は乾いてシワだらけの肌に素早く浸透する」
「水分が肌に浸吸収されると風船を水で満たしたように細胞が膨張してシワが伸び、肌は滑らかになる… 」
しかし一般の化粧品は一時的に肌をうるおさせるものの、乾けばまたシワだらけになるというのです。
そしてローション製品のほとんどに含まれている高度精製の植物油にはスキンケアに重要な肌を守る天然の抗酸化物質は含まれていないと言います。
私たちの体は骨でも筋肉でも、そして肌も強靭な結合組織で形を作られていて、肌がたるみシワになり、シミができるのはこの結合組織が活性酸素で破壊されるからと言います。
にも拘わらず、この天然の抗酸化物質が一般に市販されている化粧品の植物油には含まれていないと言います。
「またこうした油を肌につけると、同じようなフリーラジカルが生成され、結合組織を傷つける」
「こういう油を含むローションやクリームを使っているとしたら、あなたは事実上、肌の老化を早めていることになる」
「ローションで一時的に肌の調子が良くなるかもしれないが、肌の老化は早まるし、皮膚がんの発生を促すことさえある」
と脅かします。
「伝統的に服をほとんど着ないポルネシア諸島の人々は代々、灼熱の太陽に肌をさらしてきたが、その肌は美しく、健康で、シミもガンもない」
「その理由は彼らがココナッツを食べ、ココナッツオイルをボディローションとして使ってきたからだ」
「ココナッツオイルは日光への過剰露出によるダメージを抑える」
「だから灼けるような太陽に長時間さらされていても、彼らの肌は傷つかないのだ」
「様々な皮膚のトラブルに悩む人びとがココナッツオイルを使って症状を劇的に改善している」
「そして一度ココナッツオイルを試した人の多くは、それ以外のものを使わなくなるのである」
文中には手のひび割れの症例が出ていて、血の出ることもあるのだが何をしても効果がなく1年も続きました。
しかしココナッツオイルを塗ると2週間で治ったとあります。
水虫ではありませんが、私は冬になると右足のかかとだけがあかぎれでいつも痛むのです。
普通のオイルを塗っても治らないので今度試してみようかと思います。
殺菌効果があるのですから、水虫にも効果があると思います。
動物が傷つくと本能的に傷を舐めます。
人間も手を切ったりすると舐めたりします。
これも本能的なものですが、唾液は皮膚の殺菌効果のある中鎖脂肪酸を増やす効果があるからなのだそうです。
ココナッツオイルは火傷などにはとても効果があるのだそうです。
そのほか、血豆があっという間に小さくなったとか、ニキビの魔法薬(レチンA)よりニキビにはココナッツオイルが効くと言った女性の話、痔の痛みが塗った翌日にはなくなったとか、肌が乾いてうろこ状になり、痒みがひどくなった男性は、20年間クリームや軟膏を片っ端から試したが良くならず、何人もの医師に診てもらったが治らなかったのがココナッツオイルを塗ったら2週間でで完治したとか、いろいろと症例があります。
それと日焼け止めクリームとしての効果が抜群のようです。
浸透性が早くべた付かないので女性の夏のオイルとしては最適のようです。
ココナッツオイルは調べれば調べるほどにオイルの王様ということが判ってきました。
動物の脂肪に多い飽和脂肪酸はコレステロールや中性脂肪を増やすので体に悪いと思われています。
それでココナッツオイルも飽和脂肪酸ですから体に悪い、心臓に悪いと思われてきました。
アメリカではずっと大豆オイルメーカによってそう騙されてきました。
しかし体に悪いのは植物油を含めたココナッツオイル以外のオイルに多い長鎖脂肪酸です。
ココナッツオイルは同じ飽和脂肪酸でも中鎖脂肪酸で動物性オイルのような悪い働きをしないのです。
(ココナッツオイルにはこの中鎖脂肪酸が60%も含まれる)
それどころか、コーン油やベニバナ油、ごま油などのリノール酸系の油は摂り過ぎると、アレルギーや動脈硬化、高血圧の原因になることが解りました。
また、ほとんどのオイルは炒め物などで加熱すると酸化します。
それがココナッツオイルは唯一、熱による酸化がほとんどないオイルです。
だから揚げ物にも何回も利用できるので経済的。
更に、肝臓で分解され作られたケトン体が、体内の酸化の原因である活性酸素を減らしてくれる。
肝臓でココナッツオイルはケトン体となり、ブドウ糖に代わり脳の栄養になる。
(ブドウ糖阻止はがん細胞の死に直結する)
肝臓機能の正常な人はこのケトン体でアルツハイマーをかなりの確率で改善される。
(順天堂大学教授:白澤卓二氏) もちろん予防にもなる。
しかも太らないとなればこれを家庭ではメインオイルとしない理由はありませんね。
消化吸収は他のオイルの約4倍、代謝は約10倍 (ダイエットオイルとも呼ばれている)
カリウム、マグネシウム、鉄分などのミネラルが多いのもうれしいです。