BHBはケトン体。
「体内で生成される物質であるため、副作用も抑えられるのでは」とのことです。
つまり
「体内で生成されない物質であれば、副作用も考えられるのでは」ということですね。
ケトン体生成を促すには糖質制限&脂質。
すでに糖質依存の人は、まずはMCT。
MCTは糖質が無くてもケトン体を生成するからです。
「抗うつ作用を持つ物質」がといっていますが、これはケトン体そのものです。
ですから糖質をとりすぎたら、うつになるし、その反対に糖質制限したら、うつが治ることの理由が、さらに分かったのです。
鉄やビタミン不足もうつとは深い関係があります。
これこそ、クエン酸回路のカギを握る物質ですから、うつはミトコンドリアの不調ともいえるのでしょう。
鉄やビタミンB群が満たされてケトン体回路が回ると、健康で、心安らかに生きていけることが次々と証明されていくことでしょう。
糖質もグルテンも忘れ、とことん楽しみます♡
糖質依存から抜け出たからこそ、余裕をもって楽しめる糖質。
糖質に依存していた頃は、食べると罪悪感が生まれていたけど、結局、依存しているからこそ罪悪感を感じてしまうんだよね。
食事を楽しめないよね。
ガマンしてストレスばっかり。で、また糖質食べちゃうというサイクル。
完全に、体が栄養不足だったんだよね。
タンパク質・脂質を強化して、「身体をどうすれば良いのか」ある程度分かってきた今は、糖質が目の前にあっても手が伸びないし、
もっと食べたい、もっと食べたいと、ストレスをかける思考もなくなってしまいました。
まあ、普段も炭水化物は食べているし、間欠的ファスティングのおかげもありますね。
純粋に食事を楽しめる体の状態が、自分の中のコルチゾール(ストレス物質)を減らしてくれている気がします!
罪悪感を感じながら食べなくなったから。
糖質問題は、次の3つの目的を持っています。
① 糖質の摂取量を減らす。
糖質制限食:ブドウ糖は毒であり、摂取の必要はない(1 回40g以内・1日120g以内)
② ブドウ糖からケトン体エネルギーに体質を変える。
ケトン体食:ケトン体こそ人類最強の薬である(1回20g以内・1日50g以内)
③ インスリンを追加分泌させない。
インスリン制限食:インスリンは猛毒である (1回5g以内)
この3点です。
この3つの目的は、効果が異なることを知って頂きたいのです。
糖質を摂ると1.5AGという糖質も一緒に摂取します。すると糖質の摂取量が多くなると、1.5AGも摂取量が多くなるので血中1.5AGも高値になります。
血中1.5AGは、糖質摂取量が多いと、それに比例して高値を示す。
血中1.5AGは、糖質摂取量が少ないと、それに比例して低値を示す。しかし、糖質摂取量が多すぎて血糖値170以上になる逆に、低値を示す。
つまり、1.5AG低値は、食後高血糖、糖質制限、さらにSGLT2阻害薬の服用でみられます。
よって、
普通に糖質を食べている人が1.5AG低値なら食後高血糖や糖尿病予備群を強く示唆します。さらに、機能性低血糖症の鑑別にも1.5AGは使えたりします。(GA/HbA1c比よりも鋭敏に食後高血糖を示すのです。)
しかし、糖質制限している人では、血中1.5AGが低値になるので、食後高血糖の鑑別に使えないのが、残念です。
これを逆手にとって、1.5AGを糖質制限ができてるかどうかの鑑別に使うことが可能です。
特にSGLT2阻害薬を飲んでいる方の場合は、1.5AGとケトン体を同時に測定します。
糖質制限ができていないと、ケトン体低値、1.5AG正常値を示します。
しっかり糖質制限が出来ているなら、ケトン体高値、1.5AG低値を示します。
さらにSGLT2阻害薬を飲んでいても、糖質制限が出来ていないと、ケトン体低値~やや上昇、1.5AG低値を示すので、糖質制限がきちんと出来ているかの確認が出来ます。
*福田 世一
脂質代謝に適応して、糖質は優先的に脳にまわすように末梢の筋肉などの組織が糖質を受け取らなくてよくなっているだけですから、心配はいりません。
朝の血糖を100以下にしたければ、前の日の昼にある程度の糖質をとる必要があります。
糖質制限やMEC食で糖尿病を改善するときのキーポイントは、バター、チーズ、ラードの動物性脂肪を積極的に食べることです。脂肪のエネルギー代謝経路は糖質のエネルギー代謝経路と別物です。動物性脂肪をたくさん食べるとエネルギー不足にならない、ドカ食いしなくなります。糖尿病のコントロールも良くなります。
多くの人たちが米、小麦、トウモロコシ、いも類などから糖質を摂取していた。それぞれ、水や塩程度しか使わないシンプルな食べ方をしていた。そのころに肥満や糖尿病は少なかった。ところが今は、それぞれに砂糖や油脂類を大量に使う食べ方になった。「複合炭水化物糖質」から「精製炭水化物」になり、脂質も複合脂質から精製脂質に変わった。そこに大きな要因があると考えている。