風邪と自然食


「カゼは万病の元」とは、よく聞く言葉ですがカゼを引く、引かないは体質の良し悪しや、体力の強弱によるものと言えます。そしてその体質や体力を決定するのは、主に腸の健康状態によることから、「カゼは腸の病氣」ということができます。

 

玄米菜食を実行しながらも、カゼを引いてしまった時は、

 ・ものを食べないで腸を休める・・・絶食は最も効果的に胃腸を休めることができるから。

 ・温かくして、十分な睡眠をとる。

 ・カゼによいとされる適切な「手当て法」の飲みものを摂り、初期のうちに治してしまう のがコツといえます。

 

<カゼは、腸機能の乱れが原因>

われわれにとって、最も身近 な病氣のひとつにカゼがある。昔から、「カゼは万病の元」と言われているとおり、カゼが橋頭堡(きょうとうほ)となって、いろいろな病 氣を引き起こす。

カゼとは、一般的には鼻、喉などの上氣道の急性炎症を主な症状として現す病氣をいう。

 

このカゼには、日頃から健康には十分氣をつけている人でもかかることはある。

たとえば、食べ過ぎや不自然な食物の摂取、睡眠不足、過重な精神疲労、運動不足、酒・タバコの摂り過ぎなどで体の抵抗力が弱っている時だ。

だから、常に不摂生している 人が、カゼを引きやすいのはいうまでもない。

とくに幼少の頃から、「白米・白砂糖・肉類・ 牛乳・卵」などで育てられると、例えどんなに強健そうに見える場合も、体質や体力は虚弱だ。

 

とりわけ胃腸系がひ弱なので カゼを引きやすい。つまりカゼは体質の脆弱化の現れなのだ。

こじらせたりしなければ、4、5日で自然に治ってしまうけれど、それでも鼻水が出たり、 声がかれたり、身体がだるくなったりして、日常生活には少なからず支障が生じるから、カゼぐらい……といって放ってもお けない。

 

ところで、カゼを風邪(ふうじゃ)と書くが、これは古代中国の「悪風邪氣、身体に入りて病となる…」という概念から生まれた言葉である。

カゼには、 この風邪のほかに寒冒、感冒、流行性感冒(インフルエンザ)と呼ばれるものもあり、それぞれ意味が違う。

 

寒冒は、寒(冷)氣に対する生体防衛反応が弱まったため、 セキ、クシャミ、鼻水などが出るアレルギー性の症状をいう。

 

また、感冒は、寒冒が背景にある粘膜の炎症で、発熱、頭痛などの症状を伴う。

その感冒は、「普通感冒」と「流行性感冒」とに大別されている。普通感冒は細菌の感染によって起き、流行性感冒すなわち流感はウィルスによって引き起こされるもの、と見なされている。

 

実は、ここに大きな問題がある。たとえば流感の場合では、その原因はウィルスにあると見なされているから、現代西洋医学はそのウィルスをやっつけるための薬剤やワクチンを懸命につくっている。

 

だが、それはとんだオカド違いだ。真因はわれわれの身体そのものにある。

ウィルスは、外から入り込んできたものではなく、自分自身の腸内で自家生産されたものなのだ。その証拠にウィルスが体内に侵入しても、カゼにかかる人とそうでない人がいる。

カゼを引くか、引かないかは、体質の良し悪しや体力の強弱などによるのである。

その体質や体力のあり方を決定するのは、第一に腸の機能状態であるから、本質的には、 カゼは「腸の病氣」といえる。

 

我々の腸内には無数の微生物が住んでいる。それも、健康体では、乳酸菌などの有益菌が優位に立ち、一定のバランスが保たれている。

ところが腸内環境が悪化すると、そのバランスが崩れて、病的なバクテリアの増殖が盛んになる。

その病的なバクテリアは崩壊しやすく、崩壊するとウィルスに姿を変えて血中にどんどん入ってしまう。

すなわち血液が汚れていくのである。

やがて、このウィルスは血液に乗って全身を巡り、すべての組織器管に障害を起こす訳であるが、そのうち特に上氣道の粘膜が弱っている人では、そこの炎症が最も目立つことになる。これを一般的にカゼと呼んでいるのだ。

 

このようにカゼは、単に呼吸器だけに軽度の障害が起きているというのでなく、全身的な障害であり、それも血液が汚されているのだから、どのような重大な病氣にも発展しかねないものだ。

症状だけを見て病氣を軽く見ることはできない。

 

小児科などではよく「感冒性腸炎」という診断名がつけられる。「感冒を起こさせたウィルスが腸にたどりつき、腸の炎症を引き起こしている状態」という解釈から生まれた呼び名であろう。

しかし、これは、原因と結果を取り違えているのであって、本当は「腸炎性感冒」と言うべきだ。

ともあれ、カゼの大もとは腸機能の乱れにあるので、腸の機能を混乱させている元凶を断たなければ、本当の根本療法とはならない。

 

腸内環境を悪くしている最大の原因は、動蛋食品と精白食品である。肉、卵、牛乳の動蛋食品は、われわれの腸内では、スムーズに消化されないので、やがて腸内で異常発酵を起こす。その結果、病的ウィルスを生む。

 

また白米、白砂糖などの精白食品は、極度のミネラル欠乏食のため、腸の消化機能を減退させ、腸内の有害物を血液中に素通しさせてしまう。

要するに、動蛋食品と精白食品に偏った食生活をしていると、血液は汚れ、 自律神経や内分泌機能がアンバランスになって、粘膜組織は非常にひ弱になってしまう。

 

腸内でのウィルスの発生、腸機能の失墜、自律神経や内分泌機能のアンバランスなどいずれも慢性病を生む重要な条件である。

カゼの場合は、それが極く軽度の段階にあるというにすぎない。

 

病氣は放っておいて治るというものではない。たとえ表面的にはそう見えても、食生活が間違っている限り、病氣は潜行しただけで、体質の悪化は確実に進んでいるのである。

 

まず、白米、白砂糖、肉、卵、牛乳をやめることが先決だ。その上で、腸内細菌を正常化するために、酵素を十分に補給することが大事だ。とくに還元力の強い酵素を用い、肉食性の老廃物を一掃するとともに、乳酸菌の繁殖を計ることが必要である。

そして、玄米・菜食に切り変えて、体質の改善を計ればよい。

 

<クズ、モチはカゼの妙薬>

鼻の奥がなんとなくムズムズしたり、のどがカラカラした状態になり、どうもカゼを引きそうだなと感じた時に、すばやく先手をうつ……これが、カゼを回避するコツだ。

そのタイミングが大切である。

 

その場合の手当法として、最適なのがクズ湯である。

クズ粉は、周知のとおりクズの根の澱粉だ。このクズ粉はカゼの他に、冷え症、肩凝り、低血圧、神経 痛、リウマチなどにも有効。

 

このような効果をあらわす薬効成分は、ダイゼインという配糖体らしいと考えられている。

これは、運動筋の病的な痙攣や緊張をゆるめるため、皮膚・粘膜の機能を正常にする働きをもっている。

また、腸の働きを整え身体を温める作用もあるため、体力の回復や精神の安定化にも著しい効果をあらわす。

 

モチは消化が悪いと誤解されているが、実際は体力・氣力の増強に役立つ食べ物である。

ただ、一般に食べられているモチは、精白モチ米で作られたモチであるために、いろいろな害作用があらわれる。

とくに、ビタミン欠乏食品であるために腸機能の失墜を招き、カゼを引きやすくなる。

またA、Cも欠乏しており、脂肪代謝が障害されるからニキビができやすくなり、肥満しやすくもなる。

 

玄米モチでは、こんな弊害は一切生じない。それどころか、玄米モチは内臓を温めてその機能を強めることによって、身体に元氣をつけ、氣力も大いに増してくれるのである。

 

 

<カゼの自然療法>

 

話したり考えたりという日常の基本的行動において、さしさわりがでるから、カゼというのはなかなか厄介な病氣だ。

カゼを引いたからと、いちいち病院へ行くわけにいかないし、第一、本当に正しいカゼの治し方を教えてくれる病院がどれだけあるだろうか。

というわけで、カゼの治し方は誰でもが心得ていなければならない。

一般的に言われている次のような事柄も有効だ。

すなわち、

 ・種実類を積極的に摂る

 ・大根を大いに活用する

 ・薬草茶を飲む

 ・皮膚を鍛練する

 

現代日本人は本物の植物油を摂っていない。

動物性脂肪や抽油剤使用の粗悪な植物油を用いているため、肝臓が傷めつけられたり血液の粘稠性が異常に高くなって、身体の抵抗力を著しく減退させてしまっている。

 

そこで肝臓機能を強化し血液を浄化させ、スタミナを増強させる働きのあるゴマやクルミ、松の実などの木の実を大いに摂るとよい。

 

大根はすぐれた消化酵素ジアスターゼを含んでいる。現代日本人は美食の過食をしているから、消化酵素は大いに減退している。その復活を計るためには、大根を大根おろしとして活用するとよい。

 

クコ、カンゾウ、ヨモギ茶などの薬草茶は、腸を整え血液をきれいにする効果があるから身体の抵抗力を蘇えらせて、カゼを早く治すのに効果的である。中国ではカゼをひいた時はセンブリをよく用いる。

センブリは胃腸病に卓効をあらわす薬草だ。カゼの根本原因が腸機能の乱れにあることを考えれば、まことに合理的な処方といえる。

 

皮膚は機能的に呼吸器系と密接な関係がある。皮膚を鍛練すると、組織呼吸をなめらかにすることになるから、基礎体力が増強され、身体の抵抗力はうんと高められる。

乾布摩擦、日光浴、薄着の習慣をつけることなどは、ぜひ実行したい。

 

以上に加えて、次にあげる自然医学的療法も大いに有効だ。

これらを参考に、自分の体質に合った治し方を早くみつけることが大事である。

 

さて、自然医学的なカゼ根治法の第一は、ものを食べないこと。正常な食欲がないのに、いつもどおり食べようとすると、悪食をしがちになるから、玄米・菜食をしたくなるまで絶食した方がよい。

また絶食は胃腸を休めることができ、最も効果的に生理機能の休養がとれる。

 

次に、温かくして十分な睡眠を取ることである。

体を温めると新陳代謝が促進され、熟睡によって自律神経のリズムが整い、回復が早められる。

体を温めるには、薬湯に入ったり、本物のクズ粉で作ったクズ湯を寝る前に飲むとよい。

 

そしてレンコンのおろし汁を飲むのも有効だ。

レンコンは呼吸器系に特異的な効果を現す食品である。レンコンをすりおろし、ガーゼなどで絞った汁にショウガ汁を数滴落として飲む。

 

ショウガも発汗を促し、カゼには大いに有効だ。適当に熱湯を加えたり、純粋なハチミツで甘味をつけて飲んでもよい。

 

黒豆10グラム、ヨモギ10グラムを煎じて飲むのも効果的である。黒豆は強壮食品であり、セキの妙薬。

ヨモギはすぐれた整腸・浄血効果をあらわす。

 

きわめつけは、焼き味噌にネギを刻みこみ、熱湯を注いで飲む方法。焼き味噌は整腸とともに体内に停滞している水分を排泄して身体を温める。

ネギは、代謝を促進し粘膜を強化する。というわけで、ひきはじめのカゼなら一度飲んで身体を温かくして眠れば、ウソのように治ってしまう。

 









          たきがみ博士の想い

 

誰でも、自分の中に伝統がある。自分が経験したすべての過去の累積、それが”いま”のわたし。

過去とは思いだすこと、現在(いま)は過去の必然、そして、未来は想い、選択すること。

いまは、変えられない。

しかし、人には明日があり、未来がある。明日は、こうありたいと想いを持つことができる。

 

すてきな明日に向かって、”これからへの想い”を具体化するJourney、しっかり楽しみたいと思います。

そして、”いま、ここ”を丁寧に活きる。

みずからの人生の軌跡を、すてきな笑顔でみつめるために。

 

旬(ときめき)亭 亭主 たきがみ博士
  たきがみ博士


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☆他人に期待すれば不満になり、

  自分を信頼すれば自信になる 

☆人間関係とは、他人を通して自分自身

  との付き合い方を学ぶ機会なり 

☆自分の短所を受け入れるとき、

  自分らしさという魅力が生まれる 

☆最も空しい人生とは、

  すべてが思い通りになる人生である 

☆幸せは得るものではなく、気付くもの


☆樹木は、上に伸びる前に下に伸びる 

☆他人との対立は、

  自分の心の中の対立に過ぎない 

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