インスリンとアルツハイマー病                  吉冨 信長


インスリンは、血糖が上昇したときにすい臓のβ細胞から分泌され、ブドウ糖を細胞に取り込みエネルギーに変換することで、血糖を正常に維持するのに重要なホルモンです。

インスリンはタンパク質合成や細胞増殖の働きもあるため、食べ過ぎや飲みすぎそして運動不足などでインスリン分泌が過剰に亢進してしまうと、結果的にがんや動脈硬化などを導いてしまうことがあるのです。

 

実際に百歳以上の長寿者の血液検査では平均して「血中のインスリン濃度が低い」という多くの疫学調査があります。

そもそも数百万年の人類史において現代のような飽食が始まったのはつい最近のことであり、インスリン分泌がここまで大量に浪費されるようになることは生体にとって予想外の出来事だったでしょう。

そのため、血糖を上げるホルモンの種類は多くありますが、血糖を下げるホルモンはインスリンしかないため、大事に温存しながら利用するべきなのです。

 

ところが、インスリン分泌の継続的な亢進や大量消費により、すい臓のβ細胞は疲弊してしまい、インスリンの「効き」が徐々に悪くなり、いわゆるインスリン抵抗性に陥ってしまいます。

生体はインスリンの効きが悪くなると、さらに大量に分泌しはじめます。こうして高インスリン血症が起き、将来がんや動脈硬化を引き起こしてしまうのです。

 

インスリンは一般にすい臓のβ細胞から作られることは知られていましたが、実は最近になって、脳の海馬からもインスリンが分泌されることがわかっています。そのためアルツハイマー病とインスリンの関係が指摘されています。

脳の海馬で分泌されるインスリンは、ブドウ糖の取り込みに使われるのではなく(※脳の神経細胞におけるブドウ糖取り込みは原則インスリンを必要としない)、実は記憶や学習などの機能に関与しているのです。

そのためインスリンは脳の記憶物質とも呼ばれています。

 

海馬で使用されるインスリンは、海馬自身で作られたもの以外に、すい臓から分泌されたインスリンにも依存しています。

しかし、インスリン抵抗性により高インスリン血症になってしまうと、血液脳関門によって脳への到達が阻止される仕組みがあるのです。

血中インスリン濃度が高まると脳への到達も増すかのようなイメージをしてしまいますが、実はその逆で、生体はこの過剰なホルモンを抑えようと脳への取り込みを阻止するのです。

 

そもそもアルツハイマー病の原因はアミロイドβというタンパク質の蓄積だと言われています。

生体はこのアミロイドβを分解する酵素を持っていますが、実はこの酵素は優先的にインスリンを分解する酵素でもあるため、高インスリン血症の状態になると、インスリン分解に大量に酷使されるので、アミロイドβの分解までに追いつかなくなってしまうのです。

 

また、脳の神経細胞の伝達にはアセチルコリンという物質が必要になってきますが、アセチルコリンは脳の中でブドウ糖から生合成されるため、インスリン抵抗性の状態ではアセチルコリンは減少していしまい、結果、神経細胞はアポトーシス死するのです。

つまりはアルツハイマー病の根本的な原因はインスリン抵抗性です。インスリンコントロールすることが、糖尿病やアルツハイマー病を予防する方法の一つになるのです。

それゆえ、アルツハイマーは3型糖尿病であると言われるのでしょう。

 

インスリンをコントロールすることは、実は血糖コントロール以上に重要かもしれません。

 

すい臓のβ細胞と、脳の海馬はともにインスリンが分泌されることから、兄弟のように例えられます。

他にも、どちらもアミロイドβタンパクが蓄積しやすいこと、海馬の神経幹細胞を糖尿病のすい臓に移植すると改善したこと(ラット実験)などがあり、非常に類似した細胞といえます。

 

 








          たきがみ博士の想い

 

誰でも、自分の中に伝統がある。自分が経験したすべての過去の累積、それが”いま”のわたし。

過去とは思いだすこと、現在(いま)は過去の必然、そして、未来は想い、選択すること。

いまは、変えられない。

しかし、人には明日があり、未来がある。明日は、こうありたいと想いを持つことができる。

 

すてきな明日に向かって、”これからへの想い”を具体化するJourney、しっかり楽しみたいと思います。

そして、”いま、ここ”を丁寧に活きる。

みずからの人生の軌跡を、すてきな笑顔でみつめるために。

 

旬(ときめき)亭 亭主 たきがみ博士
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