病気治療に油は極めて重要だと言えます。
コレステロールが悪だというのが既に嘘であり、善玉も悪玉もですし、油は我々の細胞膜、ホルモン、脳や神経細胞を作る最も重要な栄養素です。
よくアトピーの人は菜食玄米などに走りがちですが、失敗しているとか一時的に良くなるだけという人が多いです。
これは菜食のデトックス力は生きているものの、基本的な栄養不足を示唆します。
本物の肉、魚、卵、大豆は食べてもいいと思います。
アトピーの人は隠れ栄養失調が多く、といって化学物質過敏症でもあるので、ジビエをおススメしています。
ジビエにはいろいろありますが放射能を貯め込みやすいので、汚染地から離れたものがいいでしょう。
そして油の話に戻りますが、動物性の油も摂ることが重要です。
植物性の油は熱で変化しやすいので生でとることが勧められます。
よくω-3が良いとかいわれますが、人類は昔から飽和脂肪酸をとっているので、「きれいな飽和脂肪酸」を意識する必要があるでしょう。
魚や貝に含まれる油は積極的にとってもらいたいと思います。
乳製品はおすすめしないが、バターは料理に時として使ってもよいでしょう。
また多くの人がステロイド軟こうや薬の影響で副腎がやられているので、副腎皮質ホルモンが出るように材料を入れていく必要があります。
油だけでなく昔から皮膚によい薬草のアロエベラを、ジュースで飲むなどはお勧めです。
アトピーの人は小麦は合わない人が多く、腸がやられていることが多いので避けるようにしましょう。
米を食べるなら在来種の古い米で、農薬の使われてないものがいいでしょう。
最初のコシヒカリやササニシキもしくはそれ以前のものがいいと思います。
解毒は重要ですが解毒ばかりしないで、栄養と排泄の両方を意識しなければいけません。
当院では低温サウナやよもぎ蒸しをやっていますが、汗で出すとミネラルも出ていくので補充した方がいいでしょう。
マグネシウム、カルシウム、マンガン、鉄、亜鉛などを補いましょう。
また物質だけでは不十分であり、ストレスを避けてもアトピーは根本的に改善しません。
根本的な思想およびトラウマや自分を見つめ直すための、精神セッションが重要だと私は思います。