ヨモギ(Wormwood)
生命力の強い雑草だが、薬効の素晴らしいハーブとして非常に注目されてきている。
【効能】
1.マラリアをやっつける
2.がん細胞を殺す
3.寄生虫を駆除する
4.クローン病を治療する
5.抗菌・抗カビ作用
6.SIBO(小腸内細菌異常増殖)を治す
よもぎは学名をアルテミシア属と言い、ギリシャ神話で女性とその健康の守護神と謳われた女神アルテミスの名からとったものです。
東洋医学における、よもぎの総合的評価は非常に高く、 驚くべき生命力 ヨモギの語源が、四方によく繁殖するので「四方草」、よく萌えでる草から「善萌草」であるといわれるほどです。
このよもぎの生命力にあやかって、魔よけや厄払いに利用されています。
よもぎの生命力は素晴らしく、踏み潰されたり、ちぎられたとしても日当たりさえ良ければどんな荒地での繁殖します。
その生命力にあやかる 昔の人々はまず、ヨモギの優れた生命力に注目し、食べ始めたと思われます。そして、食べたり煎じて飲むことにより、いろいろな効能が確かめられ、伝えられてきたのです。
さらにこの不思議な力は魔よけとして馴染みが深くなります。
日本の風習でめでたいときは紅白で飾ります。その中に紅白の餅がありますが昔は白と緑の餅が飾られていました。
よもぎ餅
緑の餅は当初、ハハコグサ(母子草)を使っていましたが、厄をはらう意味を込められ薬草として利用されていたよもぎが使われるようになりました。
よもぎを使った餅は中国から伝わり、よもぎの葉を軒先に飾るのは魔よけとしての意味が込められています。
このようによもぎは食するだけではなく様々な想いが込められた植物なのです。
また、よもぎは腰痛や神経痛などの『お灸』もぐさとして使われるのは有名で、約三千年前の古代中国の北方地方においてお灸が始まり、日本へ伝わってきたのは西暦600年ほど前の話です。
よもぎはキク科に分類され、キク科は最も進化した植物とされています。
世界ではおよそ950属2万種、日本では約70属360種のキク科植物が知られており、地球上のほとんどの地域で生育可能です。
代表的なキク科にヒマワリやコスモス、タンポポなどがあり、レタス、ゴボウなどもキク科に入ります。
よもぎはお灸のもぐさとして有名ですが、最近よもぎでは韓流ブームにあやかり、韓国式よもぎ蒸しがブームになっています。
また、よもぎの香りに精神を癒すアロマ効果があり、よもぎ枕などの商品も販売されています。
よもぎは『ハーブの女王』と呼ばれるほど、その効能は絶大で、飲んで良し、付けて良し、浸かって良し、嗅いで良し、燃やして良しの五拍子揃った薬草で、『病を艾(止)める』という意味から、漢方名では艾葉(ガイヨウ)と呼ばれ、その効能や栄養価の高さから、万能薬とも言われる程です。
食物繊維はほうれん草の10倍近くあり、特によもぎに含まれるクロロフィルと言う成分は食物繊維の5000分の1の大きさで、小腸絨毛の奥に蓄積したダイオキシン、残留農薬、有害金属(水銀、鉛)を取り除いてくれる働きがあります。
また、発ガン抑制因子を増加させ、がん細胞やウイルスを阻止したり、食物繊維とのよもぎの効能相乗効果で血中コレステロールを低下させる働きがあります。
浄血作用で血液をサラサラにするので、アレルギーや高血圧にも有効で、よもぎに豊富に含まれる食物繊維との相乗効果で血中コレステロールを低下させる効果も期待できます。
さらに、肌に付ける事によって、切り傷やアトピーなどの改善に昔から使用されてきました。
また、よもぎがお灸のもぐさであることは有名な話です。
このようによもぎは五拍子揃った薬草なのです!!