白くにごった「にごり酒」を好きな人はコクがあって美味いといいます。
つられて飲んでみると確かに美味しいものです。
しかしこれは危険なお酒でもあるので認識をしておくことが必要です。
発酵させた酒を放置しておくと「にごり酒」の部分が下の方に沈殿し、上澄みの透明な部分とはっきり分かれます。この透明な上澄みの部分に灰汁(あく)を入れ、繊維質を沈殿させて出来たのが清酒です。
江戸時代にこの製法が生れる前は、酒といえば繊維質の混ざった白いにごり酒でした。にごり酒は、含まれる繊維質のせいで、体内に入ってから、もう一度発酵するので、消化、吸収するまでに時間がかかり、酔いが長時間持続します。
酒によっては発酵のプロセスで中枢神経をおかす有毒成分でできているものもあり、悪酔いの原因で健康面からはちょっと危険なお酒ということになるわけです。
多くの方にあるにごり酒を飲んで悪酔いしてしまったという経験はこのような理由からなのです。
アルコールが苦手な方は、すすめられても「にごり酒」は飲まないのが懸命です。
にごり酒確かにコクがあって美味しいですよね~!
酔いが長びくのですね!飲む時はちょびっとだけにします!