おそばはやっぱり最強食品だった、 抗酸化作用に優れ食物繊維も豊富だから美容と健康効果が凄い!
■ 抗酸化作用がある「ルチン」が豊富
そばに豊富に含まれている「ルチン」は、ポリフェノールの一種でして、毛細血管を強くする作用があるため、脳内出血・動脈硬化・高血圧などの生活習慣病をしっかり予防し、血流を改善してくれます。
また、そばには活性酸素を抑制する抗酸化する働きもあるので、アンチエイジング効果も期待できます。ちなみにルチンはビタミンCと一緒に働くため、ビタミンCの吸収が飛躍的に良くなるため、美肌効果なども期待できる女性にとって嬉しい食品です。
そのルチンなんですが、基本的に胚乳よりもそば殻のほうに多く含まれています。更科そばは中身のでんぷん質しか使用されていないことから、ルチンを多く摂るなら、田舎そばがオススメです。
また、ルチンは水溶性なので、そば湯を飲むことによって、水によって分解された栄養素を余すこと無く摂ることが出来ます。
■ 「コリン」が持つ肝臓を守る作用について
コリンは、体の中で「アセチルコリン」という神経伝達物質に神経終末部で合成されます。主な効能は肝臓を保護する働きで、脂肪肝・肝硬変、動脈硬化を予防する効果が優れています。また、腎臓の働きを助ける作用もあるとされています。
■ 豊富な「ビタミンB」が美容と健康に効く!
そばには各種ビタミンが豊富に含まれていますが、中でもビタミンB1やビタミンB2、ナイアシンなどのビタミンB群は群を抜いています。これらのビタミン類が脂肪・糖質の代謝をよくする働きがあるため、ダイエット効果も期待できます。
特にビタミンB1は、米の4倍、小麦粉の2倍も含まれています。ビタミンB1が欠乏すると足のしびれ、むくみを引き起こしますので、そばを食べればこれらの症状を改善することが期待できます。
ちなみにそばには皮膚や粘膜を正常に保つ「ビタミンB2」もお米の4倍以上含まれています。
■ 食物繊維が豊富!
おそばは、「ヘミセルロース」という食物繊維を多く含まれています。我々人間が一日に必要な食物繊維の量は20グラムが目安とされていますして、そば一食あたり約5グラムの食物繊維を摂ることができます。
■ おそばは「低GI食品」だから太りにくい
おそばは、低GI食品の一つです。この「GI」は、体内に取り込まれた炭水化物が、どれくらいの早さで糖に変化をするのかを示す指標のことです。つまり「低GI食品」とは、血糖値の上昇が緩い食品で、ダイエットに最適とされています。
ご存知かもしれませんが、おそばの世界では、そば粉100%で打ったものを「十割そば」といいます。しかし、100そば粉を使うとコスト高になるだけでなく、まとまりにくく切れやすいので小麦粉をつなぎに使います。
ちなみに小麦を2割加えたものが「二八そば」といい、小麦粉が3割のものが「七三そば」といいます。
もしご自宅でおそばを食べるのであれば、栄養面を考慮して、出来るだけ「そば」の割合が多いものを選びましょう。
また、おそば屋さんで注文する場合は「田舎そば」がベストです。薬味をたっぷりいれて、そば湯もかならず飲み干しましょう。
さらに健康のことを考えるのであれば、野菜なら「大根おろし」や「山菜」のもの、またタンパク質を考えるなら「鴨なんばん」などがおすすめです。
そばがきにして食べれば、ほんと、蕎麦の味を感じることができます。 香り、甘みとか、蕎麦の持つ本来の旨味がわかります。
蕎麦がきは、「いつもと違った感覚で蕎麦の風味を楽しめる」家庭料理です。そば粉とお湯を混ぜるだけで、おもちのようなおそばが出来上がります。
そば粉を水やお湯でねってモチのようにした物です。わさび醤油や塩で食べます。
鍋がき
これは、鍋に蕎麦粉を入れそこに水を加え蕎麦粉と水をよく混ぜてからそれを火にかけます。入れる水の量は蕎麦粉の2倍くらいです。
火にかけていると、粘りが出てきます。そこからさらにかき混ぜます。頃合いを見て火から下ろしさらにかき混ぜて、滑らかに仕上げます。
鍋がきは火をかける前に…
・まず付けダレを作っておきます。
・40℃位のぬるま湯360ccを鍋に入れる。
・火はかけずに、そば粉を入れ、かたまりがなくなるまでかきまぜ続け良く溶かす。
中火~強火でモチをつくように混ぜ合わせます。だんだんと火が通り色が変わってきますので表面に艶が出てくるまでつき続けます!
・そばつゆ又はしょうゆ、お好みの薬味(わさび、大根おろし)で食べる。 納豆で食べるのが私の地区の風習です。
ここがポイント
好みの硬さになる少し手前で火を止めてから2,3回かき混ぜてできあがり。
水で湿らせたへらですくい取り器に盛ります。
▼鍋がき法
【材料】
そば粉100g、水100cc、熱湯260cc、そばつゆ又はしょうゆ、お好みの薬味(わさび、大根おろし)
【作り方】
1.鍋に水とそば粉をいれ、全体にムラがなくなるまでよく溶かす。そこに熱湯を加え、さらによく混ぜる。
2.強めの中火にかけ、泡立て器を使って絶えずかき混ぜながら加熱する。
3.鍋のふちに固まりが付着し始めたら、固まらないように注意して混ぜ続ける。
4.鍋全体の半分くらいが固まったら、火から下ろし、さらによく練る。
5.生地が整ってきたら、泡立て器をすりこぎに持ち替え、もう一度火にかけてさらに練る。この時、生地が柔らかいと感じる場合は、そば粉を少し加えて硬さを調節する。
6.マシュマロ位の硬さに出来上がったら、鍋の片側に生地を寄せとりわけやすいようにまとめる。
7.皿を用意し、水にぬらした玉じゃくしでそばがきをすくって盛り付け、そばつゆ又はしょうゆ、お好みの薬味を添える。