夜寝ているときに、足を伸ばそうとして、突然、ふくらはぎに激痛が走り、足がつった経験はありませんか。
これは、「こむら返り」といわれる、自分の意志とは関係無く起こる筋肉の痙攣です。
こむら返りは、成人の3割が月1回以上起こっているといわれます。
水分不足や、電解質のアンバランスなど、原因は様々ですが、筋肉の疲労蓄積や柔軟性の低下もその一つです。
そこで、予防のためのふくらはぎをほぐす運動をご紹介します。
テレビを見ながらや、おしゃべりしながらでも出来る簡単なストレッチですが、出来れば、5分を目安に、ゆっくり長めに行う方が効果がみられます。
さらに、お風呂上りの筋肉がリラックスした状態で行うと効果的です。
また歩きすぎた時などは入念に行うといいでしょう。
座るか、立つか、やりやすい方を試してみてください。
また、①寝る前に水分補給をする、②足先を冷やさないようにする、といったことに気をつけて運動と組み合わせると、より効果が期待されます。
ごくまれにですが、こむら返りには大きな病気が隠れていることもあります。
短期間に、頻回に足がつるような場合は病院へご相談されてもいいかと思います。
まず、正座をして、ストレッチを行う側の足は立膝にします。
両手で、つま先と、かかとを抱えるようにし、そのまま徐々に前方(立膝)に重心を移動することで足がストレッチされます。
ゆっくりゆっくり重心をずらして、足が痛くない所で姿勢を止めます。そのままキープします。
テレビなどを見ながらゆっくり行うのもいいでしょう。
足を前後に開き、後足の膝は伸ばしたままで前足の膝を少しずつ曲げていきます。
後足のふくらはぎの腱が伸びてきたら痛くないところで止め、その姿勢を保持します(何かに掴まって行うと、より安定して安全です)。
息は止めず、反動を使わずゆっくり伸ばしてください。
両足ともに行いましょう。
膝や股関節痛がある方、関節が硬い方は立って行うことをお勧めします。