がん [腹水・生姜湿布・里芋パスタ]            遠藤 聡哲


がんという病気には様々な症状が伴うことが多いです。痛みを始めとして治療によるムカツキ、吐き気、食欲不振、しびれ…そして不安などさまざまです。現代医学ではこれらの症状には薬が処方されますが、その副作用を押さえるためにさらに薬が加えられることも少なくありません。

もし症状を軽くできれば、薬の量を減らすことができ患者さんの身体の負担が少なくなります。

 

がんの症状の一つに腹水があります。腹水が貯まって張ったお腹はたいへん苦しく、多くは注射針をお腹に刺して直接腹水を抜き採ります。でも腹水の中には大切な成分が含まれており、腹水を抜くことを繰り返していくと徐々に体力が失われていってしまいます。

 

こんな時、里芋パスタが効果があります。”里芋パスタ”とは里芋と生姜をすりおろし、それにうどん粉を混ぜたものを布に延ばしてお腹に貼り付け、お腹の表面から腹水を抜いていくお手当です。人の体は不思議なものでお腹に溜まった腹水が体表から抜けていくのです。時間はかかりますが必ず腹水は抜けていきます(浸透圧の原理によるものと思われます)。

 

里芋パスタは安全に腹水を減らしていける手当であり、これをすることで注射で腹水を採るという体に負担の大きい治療法を避けることもできるのです。

 

<里芋パスタ>

里芋パスターは昔から“いも薬”として打ち身、捻挫などのはり薬として汚血の吸出しに使われてきました。 里芋パスターは生姜湿布によって患部に集められた汚血、毒素、毒性物質、老腐敗物質などを、皮膚を通して吸出し、代謝し、浄血します。

 里芋パスターにより癌が皮膚から出てくることは信じ難いと思われる方が多いと思いますが事実です。当院でも大腸がんで骨盤転移の方が1日3回~4回の生姜湿布+里芋パスターの手当てを1ヶ月したところ、臍下4センチほどのところから始めは皮膚が黒かったのが大きなおできとなり遂には皮膚を破って黒い塊がでてきました。このように確かに里芋パスターは体内の汚物を吸い出す力があります。

 癌の手当て時には里芋パスターをする前に生姜湿布を充分に行います。 貼り替えるときもそのつど生姜湿布を行います。 これは里芋パスターでより癌を吸い出しやすくするためです。

 “生姜湿布+里芋パスターは1セットの手当て”です。 生姜湿布と里芋パスターを併用する場合には生姜湿布をする前にあらかじめ里芋パスターを用意しておきます。そうでないと里芋パスターが用意できていないために生姜湿布でせっかく温めた体が冷えてしまい患者さんに良くないからです。

 

里芋パスターの有効時間は4時間です。腹水、胸水が溜まっている方、痛みが激しい方などは1日数回を目安に様子を見ながら加減しましょう。里芋パスターと併用する生姜湿布は結構体力を消耗させますので気をつけながら手当をしてください。

 

・里芋パスタで用意するもの

 里芋

  患部の広さに合わせ1個から5~6個。できれば無農薬や有機栽培のもの。

 生姜

  里芋の10%量。同上。

 中力の小麦粉

  里芋と同量~2倍量(里芋の水分量により変わります)

 おろし金

 ボウル

 フランネルor木綿の布or和紙

 菜箸2膳

 

・里芋パスタの準備

里芋を水で洗います。皮は剥かずに使います。これまでは皮を剥いてきましたが、皮を剥かないほうが効果が高いようです。ただし痒みが出るようなら皮を厚く剥いて使ってください。

里芋を摩り下ろします。丁寧に円を描くように右回しで摩り下ろしましょう。このとき心の中で「ありがとう、ありがとう。○○さんのために命を捧げてくれて本当に有難うございます」と感謝の祈りを捧げてください。「こんちくしょう、早く摩り終われ」などといって直線的にガシガシと怒りの心をもって摩り下ろしたりしないようにしましょう。怒りの波動の入ったもので人の身体が癒えることはないのではないでしょうか。

おろし金ですとどうしても直線的になってしまうので、陶器製で底にゴムの滑り止めがついたおろし器を使います。

 

里芋の1/10の生姜を摩り下ろします。

 

ボウルに里芋、生姜を合わせます。これに中力の小麦粉を加えます。

始めは里芋、生姜を合わせたものと同量くらいの小麦粉を入れ、菜箸でかき混ぜます。このままではまだまだ柔らかいのでさらに小麦粉を追加していきます。

 

もし、どうしても中力の小麦粉が手に入らない場合には強力の小麦粉で代用してください。

 

里芋と生姜合せた量の2倍くらい小麦粉を入れると菜箸一膳でかき混ぜるのは重くて大変になってきますので、もう一膳菜箸を加えて二膳でかき混ぜます。

女の人の力ではかき混ぜるのが相当たいへんになってくるくらいまで小麦粉を追加し、相当固めになったところでかき混ぜ終了です。

 

あらかじめお腹の大きさに合せて切ったフランネルの生地の上に、上記で練り上げた里芋パスタを広げます。へりを2~3センチ幅で残して生地全面に均等の厚みになるように里芋パスタを塗り延ばします。

このとき生地の縁までパスタを広げてしまうと、時間が経って水分を吸って膨れたパスタがはみ出てその始末に困ります。

 

・生姜湿布の準備と実施

摩り下ろした生姜を放ったお湯にタオルを浸し、それを絞って肌を温め、痛みなどを取るお手当てです。「あらゆる痛みに生姜湿布」と昔から知られてきました。

生姜湿布はがんの骨転移の痛みをも軽減してくれます。また腹水を取るために里芋パスタをする際には直前に肌を温めるために生姜湿布を行います。

 

・生姜湿布で用意するもの

 生姜:根生姜。

 大鍋あるいは金ダライ

 おろし金あるいはおろし器

 木綿の袋

 木ベラ

 軍手

 超厚手ゴム手袋(園芸用など)

 厚手のタオル5~6枚

 

・生姜湿布の手順

生姜を摩り下ろします。

摩り下ろした生姜を木綿の袋(巾着など)に入れます。

「だしパック」や「排水口用・三角コーナー用水切りゴミ袋」などでもいいと思います。要はお湯の中に摩り下ろした生姜のかすが散らなければいいのです。

 

大鍋に湯を沸かすか金ダライに80℃くらいの湯を5リットルくらい用意します。

鍋の縁で巾着袋に入っているおろした生姜を木ベラなどで搾ります。

湯が白っぽく濁るほど生姜を入れた巾着を絞りながら、お湯の温度を80℃くらいに上げていきます。

このとき湯は決して沸騰させないこと。沸騰させてしまうと生姜の酵素が死んでしまい効果がなくなってしまいます。

私は80℃前後の湯を使っています。70℃くらいだと肌の上のタオルが早く冷めてしまいあまり気持ちよくありません。

 

厚手のタオルを用意します。二つに折った手拭いを二本重ねて縫い合わせ、ふつうの手拭いの4倍の厚さにしたものを当院では使っています。ただあまり厚みがあると力のない女性では絞りきれませんので、そのような時は厚みのあるタオルの二枚重ねくらいでいいと思います。

 

熱湯を扱うので手に軍手をして、その上に厚手の手袋をはめて作業します。キッチン用の薄手の手袋では火傷する恐れがあります。園芸用やDIY用の厚手の大き目の手袋をお勧めします。

タオルを80℃前後の熱い湯の中に浸します。このとき絞りやすいように縦の長手方向にタオルをあらかじめ二つ折りにして湯に浸すと、あとで絞るとき便利です。4枚~6枚くらい使います。

タオルを絞ります。絞ったタオルをボウルなどに入れます。

タオルの入ったボウルや盆を患者さんの患部の脇に置きます。

 

熱いタオルに気をつけながら、絞ったタオルのねじれを解くと縦二つ折りになっています。これをさらに二つ折りにしてそれを両手のひらでパンパンと交互に叩きながら熱を冷まします。そして二つ折りを開いて縦二つ折りの状態に戻し、叩いて冷めた方の面を患部に載せます。

このとき、タオルは肌にふわっと乗せます。決して押し付けてはいけません。「熱くないですか?」と聞きます。熱ければすぐ取って再度パンパンと手のひらで叩いてタオルを冷まし再び叩いたほうを肌に触れるようにしてタオルを患部に乗せます。

 

縦二つ折りにしたタオルを2枚並べて患部を温めます。その2枚並べたタオルの上に今度は全展開したタオルを左写真のように載せます。

「しばらくすると熱くなってきます。熱さを我慢しないでくださいね。我慢してしまうと火傷してしまい、その後の手当てができなくなってしまいます」と患者さんに注意点を説明します。(しばらくして熱くなってくるのはタオルが厚いために中にこもっていた熱が出てくるからです。パンッ、パンッと手のひらで熱を中に叩き込んでいるので後から出てきます。この“熱さが持続すること”が大事なのです)

 

この上にバスタオルを掛けて保温します。

 *注意:バスタオルの上にビニールシートなどを掛けてはいけません。この手当ての目的は体内から毒素を出すことですのでビニールシートなど

   通気性のない素材で覆ってしまいますと、体外から出した排ガスをうまく大気中に逃がせなくなりかえって逆効果です。 

 

生姜湿布で温めている時間の目安は、肌の赤みです。十分温まって毛細血管が拡張し血行が良くなると、血管中の赤血球のため肌が赤くなります。生姜湿布ではこの肌の赤みが起きればいいのです。

 

ときどきタオルをめくって肌が赤くなったかを確かめましょう。赤くなったら生姜湿布の終了です。

患者さんに掛けているタオルをすべて取り除いて、すぐさま乾いたタオルで濡れを拭きます。

生姜湿布は生姜特有の成分と性質、および熱によって疾病部の血液循環を促進し、血液およびがん組織中の汚濁や毒性成分を患部に寄せ集め、これを中和、解毒、消毒、殺菌、解熱、浄化の作用をします。このため里芋パスタに合せて生姜湿布を行えば腹水も取れやすくなると考えています。

 

 

・里芋パスタの実施

生姜湿布で温められて毛細血管が拡張した肌は、赤血球により赤く見えます。血行が良くなっている状態です。この状態にしたところへ準備してある生地に広げた里芋パスタを貼ります。

もし里芋によるかぶれを気にする方は、貼る前にごま油を薄く塗ると良いでしょう。ただし里芋による吸引力は落ちますから腹水などの減る量は減るでしょう。

 

赤くなっている患部にそっと里芋パスタを貼ります。そして周囲を非伸縮性テーピングテープで留めます。このテープで固定することで何時間でも漏れることなく、立ち居振る舞いができますので日常生活に支障をきたしません。

 

不織布粘着性包帯で商品名「メッシュポアテープ」(NICHIBAN製)です。このテープならテーピングテープよりも粘着力が弱く、肌を傷めることが少ないと思います。

 

・里芋パスタの剥がし方

 4時間経ったら里芋パスタを剥がします。

 周囲のテープを剥がし、生地を持って肌から剥がします。

 肌に残ったパスタは、手で揉んで柔らかくした古新聞でざっと拭き取り、残りをお湯で濡らしたタオルや布巾で拭き取ります。

 








          たきがみ博士の想い

 

誰でも、自分の中に伝統がある。自分が経験したすべての過去の累積、それが”いま”のわたし。

過去とは思いだすこと、現在(いま)は過去の必然、そして、未来は想い、選択すること。

いまは、変えられない。

しかし、人には明日があり、未来がある。明日は、こうありたいと想いを持つことができる。

 

すてきな明日に向かって、”これからへの想い”を具体化するJourney、しっかり楽しみたいと思います。

そして、”いま、ここ”を丁寧に活きる。

みずからの人生の軌跡を、すてきな笑顔でみつめるために。

 

旬(ときめき)亭 亭主 たきがみ博士
  たきがみ博士


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☆他人に期待すれば不満になり、

  自分を信頼すれば自信になる 

☆人間関係とは、他人を通して自分自身

  との付き合い方を学ぶ機会なり 

☆自分の短所を受け入れるとき、

  自分らしさという魅力が生まれる 

☆最も空しい人生とは、

  すべてが思い通りになる人生である 

☆幸せは得るものではなく、気付くもの


☆樹木は、上に伸びる前に下に伸びる 

☆他人との対立は、

  自分の心の中の対立に過ぎない 

☆幸せだから感謝するのではなく、

  感謝するから幸せを感じる 

☆孤独を知らなければ、

  本当の繋がりが分からない 

☆内側から生まれてくる至福は、

  失うことがない


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