裸で生まれて、裸で還っていきます。
ですから、自分の物など、何一つありません。
これを教えていただけるのが還るとき、死です。
全部、置いて行きます。
身体の中枢であります消化器官を、心臓と血流を、子孫を生み出す生殖器官を、
自分の身体、自分で自由にコントロールすることはできますか?
自分の自由にならないものは、自分のものではありません。
ほんどのことは自律神経様が管理してくださっています。
自律の「自」は、自分ではなく「自然(大自然)」です。
「律」は決まりごと、法則。
自律は「大自然の法則」です。
神経とは、「神に連なる経て」の糸です。
両親、ご先祖様、そして大自然(神佛)という縦糸です。
因みに「横の糸」は配偶者です。
つまり、自律神経様は、両親や大自然(神佛)の慈愛によって働いてくださっています。
これを日本人は「お陰さまで」と表現しています。
自分の身体さえ、自分のものではありません。
「自分のものは何一つ、ありません」
お客様からいただきました売上金も預かり金で「仮受金」です。
仕入先・従業員や経費・税金・配当金などの支払いで、全部、出ていきます。
残り、利益が出れば有り難いことで、これは「積立金」となります。
斉藤一治は、両親やご先祖様の「陰徳」という「積立金」で生かされて生きています。
この渡されたバトンを、子孫に繋げていくのが「縦糸と横糸とが織りなす人生」です。